<地球温暖化>

■ 地球温暖化とは
 地球温暖化とは、人間の活動が活発になるにつれて、二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素、フロンなどの「温室効果ガス」が大気中に大量に放出され、地球全体の平均気温が上昇する現象のことである。
 地球では、太陽から届く日射エネルギーの約7割が、大気と地表面に吸収されて熱に変わり、地表を適度な温度に保っている。
 ところが近年、産業の発展や森林の開拓などの人間活動の活発化に伴って温室効果ガス(特に二酸化炭素)の濃度が飛躍的に増え大気中に吸収される熱が増えたことにより、地球規模での気温上昇(温暖化)が進行している。

【地球温暖化のメカニズム】

■ 地球温暖化の影響
 地球規模で気温が上昇すると、海水の膨張や氷河などの融解によって海面が上昇したり、気候メカニズムの変化により異常気象が頻発する恐れがあり、自然の生態系や生活環境、農業などに対する様々な悪影響が懸念されている。

    (1)光化学スモッグの発生
     毎年夏になると光化学オキシダント(いわゆる光化学スモッグ)により、目や喉の痛みなどの被害が発生している。気温上昇は大気中の光化学反応を加速するため、多くの都市で光化学オキシダント濃度が増加し、健康への影響が拡大すると予想されている。

    (2)水不足や水害
     地球温暖化により気候が変動すると、乾燥地ではさらに干ばつが進み、雨の多い地域では洪水が増加するなど、水資源の格差が世界的に拡大し、農業にも悪影響を及ぼす危険性がある。

    (3)沿岸域の水没
     地球規模で気温が上昇すると、海水の膨張や氷河などの融解により海面が上昇し、沿岸域の低地が、水没、海岸侵食などの危険にさらされる。とくに標高の低い南国の小島では、国土の消失や台風・高潮の被害など深刻な影響をもたらすことになる。

    (4)絶滅する樹木の増大
     温暖化によって気温が上昇すると、植物は北または高地に移動しなければ生息できなくなってしまう。樹木が種子をとばして分布を広げる速度は、年間に40m〜約2kmと言われ、温暖化により約1.5〜5.5km/年で移動する気候帯には追いつけずに、絶滅する樹木が増大する恐れがある。

    (5)死亡率や伝染病危険地帯の増加
     地球温暖化により、夏季に気温が高くなる頻度と期間が増加すると、熱射病などの発生率や死亡率が増加する恐れがある。


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