<紹介予定派遣(テンプ・ツー・パーム)>

■ 紹介予定派遣とは
 紹介予定派遣とは、派遣元が派遣スタッフを最終的に派遣先の常用社員として有料又は無料で紹介することを予定して行う労働者派遣を指し、テンプ・ツー・パームとも呼ばれる。
 働く人は派遣として働いた後、その仕事が気に入らなければ社員になることを拒否できる。
 企業も自社の求める人材でないと判断すれば社員として雇わなくてもいいが、その際はその理由を明確にしなければならない。

【紹介予定派遣の流れ】

※この制度は、1999年(平成11年)12月の労働者派遣法と職業安定法の同時改正によって、2000年12月から人材派遣事業と有料職業紹介事業の両方を行うことが可能になることから生まれたシステムである。

    (1)紹介予定派遣のメリット
     派遣期間が事実上の試行採用の期間になるため、企業はこの期間に働く人の能力を見極めることができる。一方、働く側にとっても、その企業が自分に合っているかを判断しやすい。このため、求人企業のニーズと求職者の能力や条件などのズレである「雇用のミスマッチ」を解消する方策として期待されている。
     さらに、求人企業は募集の際、営業経験があるとか、経理ができる、ロシア語が話せるなど能力面の条件を付けることはできるが、年齢などの条件は付けられない。そのため働く人にとっては自分の能力だけで評価されるというメリットもある。

    (2)紹介予定派遣の対象職種
     港湾輸送、建設、警備、医療関係、製造業務の5種類は対象外だが、そのほかなら可能である。派遣期間は原則として1年以内であるが、財務処理、秘書、ソフトウェア開発など26職種については派遣期間が3年以内となっており、注意が必要である。


戻る