<ユニバーサル・デザイン>

■ユニバーサル・デザインとは
 ユニバーサルデザインとは、「障害の有無や年齢、性別、国籍にかかわらず、できるだけ多くの人が利用可能であるように製品、建物、空間をデザインすること」と定義されている。「ユニバーサル(universal)」とは、普遍的な、すべての人々の、といった意味である。
 ユニバーサルデザインの領域は製品、施設、住宅、都市などの目に見えるものから、サービスやシステムなどの目に見えないものまで多岐にわたる。

■ユニバーサル・デザインの7原則
 ユニバーサル・デザインという言葉は、ノースカロライナ州立大学の故ロン・メイス氏が1980年代に初めて提唱したものである。彼は、以下の「ユニバーサル・デザインの7原則」を定義した。

1.
誰にでも便利で公平な利用ができること
2.
各個人の多様な選択と能力に応じたフレキシビリティのある使用が可能なこと
3.
経験・知識・言語能力の程度に関わらず、簡単で直感的な使用方法であること
4.
周囲の状況や使用者の知覚能力に関わらず、必要な情報が効果的に知覚可能なこと
5.
危険や不測の事態を最小限にとどめ、エラーに対する許容性を確保していること
6.
効率的、かつ快適に利用でき、身体にかかる負担が少ないこと
7.
体格・姿勢・移動能力のいかんに関わらず、接近・到達・操作・使用の際に適切な空間が確保されていること

<参考>
・ユニバーサル・デザインの原則 (国立特殊教育総合研究所)

■ユニバーサル・デザインとバリアフリー
 ユニバーサル・デザインと類似する言葉として、「バリアフリー」がある。バリアフリーとは、「障害者や高齢者に対して、特別な設備や表示方法によって、生活していく上でのバリア(障壁、障害、不便)を取り除いていこう」とする考え方である。1974年の国連障害者生活環境専門会議における「Barrier Free Design」報告書から建築用語として登場した。
 ユニバーサル・デザインとバリアフリーの両者は似た概念ではあるが、次の点が異なる。バリアフリーは、障害のある人や高齢者を健常者と区別して、「特別の配慮」をしようというものであるのに対して、ユニバーサルデザインでは、できるだけ多くの人々が利用できるように「使う人に要求する能力水準」をぐっと引き下げておこうというものである。


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