<デファクト・スタンダード>

■デファクト・スタンダードとは
 デファクト・スタンダード(事実上の標準)とは、『標準化機関の承認の有無にかかわらず、市場競争の結果、事実上市場の大勢を占めるようになった規格』をいう。デファクト・スタンダードを巡る競争の例として、パソコンOSにおける「Windows対MacOS」、家庭用ビデオにおける「VHS対ベータマックス」などがある。

 近年、デファクト・スタンダードを製品の開発時、市場導入時で決めようとする動きが盛んである。具体的には、デファクト競争に敗れると、企業は次に示す2つのコスト負担を負うこととなる。

 こうしたデファクト・スタンダード競争(デファクト競争)が激化してきている背景には、次のような要因がある。

1.
技術革新のスピード化
公的標準化を待っていては事業機会を逃す可能性がある。
2.
企業の技術レベルの拮抗
企業の技術レベルが拮抗し、単独企業1社では標準の獲得が困難である。
3.
デファクト獲得による利益増大の認識
デファクト競争に敗れた場合のコスト負担が大きい点を企業が認識し出した。
4.
国際競争の激化
企業経営のグローバル化、ネットワーク化の進展により国際競争が激化している。


戻る