1.サードパーティの意味
サードパーティ・ロジスティクス(third party logistics:3PL)における、サードパーティとは、「第3者」あるいは「第3勢力」という意味である。つまり、サードパーティ・ロジスティクスとは、「第3者による物流」を意味する。
この「第3」には、以下の2通りの意味がある。
(1)first partyがメーカー、second partyが卸・小売業者であり、これらの荷主側の物流を全面的に代行する業者をthird partyとするもの。
(2)first partyをメーカー・卸・小売業者として、second partyを(従来型の)物流業者として、first party(荷主企業)とsecond party(物流業者)の間に介在する事業者をthird partyとするもの。
2.サードパーティ・ロジスティクスとは
サードパーティ・ロジスティクスは、アメリカの物流業界におけるニュービジネスとして、1990年代に入ってから注目されてきたものであり、従来はメーカーや卸・小売業者、さらには物流業者が行っていたものとは異なるロジスティクス・サービスである。
サードパーティ・ロジスティクスでは、個別の運送業務を行うのにとどまらず、調達から在庫管理、棚卸、配送までの全物流業務を“包括的に”請け負い、企業の経営戦略上最適になるように物流システムを設計し、そしてその物流業務を実際に遂行する。
これは、荷主企業から見ると、物流の一切をアウトソーシングする、ということになる。
【サードパーティ・ロジスティクス(3PL)のイメージ】
3.サードパーティ・ロジスティクスのタイプ
(1)アセット型
自らが輸送手段や倉庫、物流センターを保有しており、荷主企業の物流ニーズに対して、主として自社内で対応するタイプ。
(2)ノンアセット型
輸送手段や倉庫などの資産を保有せず、荷主企業のニーズに応じて、他の運送業者や倉庫業者などに委託して物流業務をコーディネートするタイプ。