10月のテーマ<プロモーション>
第4回 消費者心理とプロモーション
(1)消費者の心理的プロセス
消費者の心理的プロセスとは、消費者が製品やサービスに対して注意を向けることから始まって、最終的に購買に至るまでにどのような心理的プロセスを経るのかを示したものである。プロモーション活動は、この消費者の心理的プロセスを考慮して展開すると効果が高まる。
この消費者の心理的プロセスにはいくつかのモデルがあるが、まずは、最も代表的なAIDMAモデルを見てみよう。
AIDMA(アイドマ)モデル
このモデルは、消費者の心理的プロセスがAttention(アテンション:注意)→Interest(インタレスト:興味、関心)→Desire(デザイアー:欲求)→Memory(メモリー:記憶)→Action(アクション:行動)という段階を追って進展して行くものであるとして、それぞれの頭文字であるA、I、D、M、Aをとったものである。
つまり、消費者は、まず初めに製品やサービスに対して注意し、ついで興味や関心を抱き、欲求し、記憶し、最終的に購買行動を起こすと考えるのである。この消費者心理のプロセスに対応したプロモーション活動を示すと次のようになる。
広告活動により、まず、製品を認知させ、続いて興味を引き、そして製品の価値を解ってもらい、さらに製品とその価値を記憶してもらう。そして、店頭においては、効果的なプロモーション(ディスプレイや店内広告等)で、その製品や価値を思い出してもらい、さらに、店員の丁寧な説明でさらにプッシュし、購買行動を起こしてもらう。このようなモデルを活用して、それぞれの場面で、どのような活動内容が有効であるのかを検討していくのである。
(2)その他の消費者の心理的プロセス・モデル
AIDMA以外には、これらのモデルの原型であるAIDAや、その展開型である、AIDCA、AIDASなどのモデルがあり、プロモーション戦略に活用されている。
1.AIDA(アイダ)モデル
AIDAモデルは、消費者の心理的プロセスについて、最初にモデル化されものである。このモデルは、消費者の心理的プロセスがAttention(注意)→Interest(興味、関心)→Desire(欲求)→Action(行動)という段階を追って進展して行くものであるとしている。
2.AIDCA(アイドカ)モデル
このモデルは、消費者の心理的プロセスがAttention(注意)→Interest(興味、関心)→Desire(欲求)→Conviction(確信)→Action(行動)という段階を追って進展して行くものであるとしている。つまり、消費者は、まず初めに製品やサービスに対して注意し、ついで興味や関心を抱き、欲求し、確信し、最終的に購買行動を起こすと考える。
3.AIDAS(アイダス)モデル
このモデルは、消費者の心理的プロセスがAttention(注意)→Interest(興味、関心)→Desire(欲求)→Action(行動)→Satisfaction(満足)という段階を追って進展して行くものであるとしている。つまり、消費者は、まず初めに製品やサービスに対して注意し、ついで興味や関心を抱き、欲求し、購買行動を起こし、購買後に満足すると考えるモデルである。