2月のテーマ<プロモーションと法規>
第2回 クローズド懸賞と景品表示法

 今回は、クローズド懸賞と、景品表示法による懸賞景品制限について見ていこう。

1.クローズド懸賞とは
 クローズド懸賞とは、応募の条件として商品の購入が必要であったり、入会金や会費が必要であったりする懸賞のことを指す。
 クローズド懸賞は、一般懸賞、共同懸賞、総付の3つ分類される。

懸賞の種類
意 味
(1)一般懸賞 応募者の中から抽選で景品を提供するクローズド懸賞を指す。ドリンク缶のシールやプルリングを集めて応募する形態が代表的である。
(2)共同懸賞 商店街やショッピングセンターなど、複数の店舗・テナントが共同で行う懸賞を指す。商店街の年末大売出しなどが代表的である。
(3)総付(そうづけ) 商品の購入者等、対象者すべてに景品を提供するものを指す。

2.懸賞景品制限
 景品付き販売は、商品の販売促進に役立つが、事業者が相互に対抗して反復、恒常化、エスカレートし、公正な競争を歪め、消費者の商品選択を誤らせる危険もある。また、最終的には景品提供にかかったコストは商品価格にはねかえり、消費者が負担することになる。
 このような事態を防止するため、★景品表示法により以下のような規制が行われている。

(1)懸賞景品制限

 取引に付随して、懸賞の方法により景品類を提供する場合(つまり、商品を購入した応募者の中から抽選で懸賞を出す場合)、景品類の最高額と懸賞にかかる総額の制限を設けている。

【懸賞景品制限】
懸賞による取引価額
景品類限度額
最高額
総額
一般懸賞
5,000円未満 取引価額の20倍 売上予定総額の2%
5,000円以上 10万円
共同懸賞
取引金額にかかわらず30万円
売上予定総額の3%


(2)消費者景品制限
 懸賞の方法によらないで、取引に付随して商品購入者全員に、「総付」で景品類を提供する場合の景品類の最高額を定めている。

【総付景品の最高額の制限】
取引価額 提供できる景品類の最高額
1,000円未満 100円
1,000円以上 取引価額の10分の1

※「オープン懸賞」については、次回見ていくことにしよう。


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