3月のテーマ

<< マーケティング戦略の策定プロセス >>



■ 前回まで経営戦略をテーマにしてきたが、経営トップレベルで策定される経営戦略が具現化されて、実際に自社製品を市場に送り込む機能がマーケティング戦略である。自社製品を適切に市場に送り込むためには、顧客ニーズを的確に把握することを出発点として、様々な戦略要素を組み合わせることにより市場への適合を果たす必要がある。

■ マーケティング戦略は、マーケティング部門において、次の図のプロセスで展開される。

  1. マーケティング環境分析とマーケティング機会の評価
     マーケティングの第一歩は、マーケティング環境分析を行い、その中から市場の機会と脅威を見出すことである。ここでは、企業独自のマーケティング機会を見極めることが必要である。企業独自のマーケティング機会とは、自社が競合他社に真似できない強みを発揮できるマーケティング活動の舞台である。
  2. マーケティング目標の決定
     マーケティング目標は、達成の成果が測定できるような形で設定され、売上高、利益、シェアなどの具体的な数値を掲げたり、与えられた期間内に達成出来るような仕事として示される。
  3. 標的市場の選定
     ターゲットとする市場を明確にすることで、より的確に顧客のニーズを充足することが出来る。この段階における重要な課題は、どのような基準をもって市場を細分化し、そこから標的を選択するかである。
  4. マーケティング・ミックスの構築
     マーケティング戦略の構成要素となる製品(Product)、価格(Price)、場所=チャネル(Place)、プロモーション(Promotion)の4つをいかに有効に組み合わせて、標的市場にアプローチするかが検討され、マーケティング・ミックスが構築される。このマーケティング・ミックスの構成要素はそれぞれの頭文字をとりマーケティングの4Pと呼ばれている。