3月のテーマ

<< マーケティング・リサーチ >>



■ マーケティング・リサーチとは、製品及びサービスのマーケティングに関連した諸問題についてデータの体系的な収集、記録、分析を行うことである。

■ 適切なマーケティング戦略の策定は企業を取り巻くさまざまな環境の変化や傾向を把握することによって実現される。マーケティング環境は、外部環境(マクロ環境、タスク環境)、と内部環境(企業内環境)に分けて分析・評価が行われる。特に、外部環境に関しては、それがマーケティング活動を行うに当たって「機会」となるか、「脅威」となるかが分析・評価され、内部環境に関しては、それがマーケティング活動を行うに当たって「強み」になるか「弱み」になるかが分析・評価される。この「機会」を評価するための具体的手段が、マーケティング・リサーチである。

■ マーケティング・リサーチは、いくつかのプロセスを踏んで行われる。マーケティング・リサーチのプロセスは、「調査目的と問題の明確化」、「調査計画の作成」、「調査計画の実行」、「調査結果の分析(データ分析)と報告書の作成」という4つのプロセスで構成されている。

【マーケティング・リサーチのプロセス】

  1. 調査目的と問題の明確化
    調査目的と問題の明確化の段階では、その調査が何のために、また、どのようなマーケティング上の問題を解決するために実施されるのかということについて明らかにする。

  2. 調査計画の作成
    調査計画の作成は、必要な情報を決定し、それらを効率的に収集する計画を作成することである。この段階では、情報ニーズの特定化、2次データ(政府刊行物などの過去の調査等によって得られた既存のデータ)、1次データ(問題解決を目的として新規に収集されるオリジナルデータ)の収集計画が行われる。1次データの収集計画では、さらに調査方法の決定、調査手段の決定、調査サンプルの抽出方法の決定等が行われる。

  3. 調査計画の実行
    この段階では、マーケティング・リサーチ計画の実行が行われる。具体的には、情報の収集、処理、分析が行われる。

  4. 調査結果の分析(データ分析)と報告書の作成
    最終段階では、調査結果が解釈され、結論が導き出され、経営トップへの報告が行われる。


■ マーケティング・リサーチにおける調査方法には、具体的に以下のような方法がある。
  1. 観察法
    観察法は、調査対象者の行動や反応を実際に出来る限り客観的に観察することによって、必要なデータを収集する方法である。たとえば、店舗内で顧客がどのように回遊するかを調査する客動線調査などがある。

  2. 質問法
    質問法は、調査する側が設定した質問に対して対象者に回答してもらい、回答を収集する方法である。

  3. 実験法
    実験法は、マーケティングに関するさまざまな要因を実際に変化させてみて、どのような影響が出るのかを調べる方法である。たとえば、店頭で陳列場所や陳列方法を変化させることによって、売上がどのように変化するかを調査するといったことがあげられる。