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講師紹介 |

内田裕子(うちだゆうこ)
1991年玉川大学卒業後、大和證券にトレーダーとして入社しエクイティマーケットの第一線で現場を経験する。95年に同社の社内TV放送である「大和サテライト」のキャスターへ抜擢、それを機にCS番組の出演や企業のIR活動のコンサルティングなど活躍の場を広げる。2000年に財部誠一事務所へ移籍、財部氏が主宰の経済政策シンクタンク「ハーベイロードジャパン」で経済ジャーナリストとして活動中。
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friday@bizdo.jp
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■第8回 |
猛暑で嬉しいのはだれ |
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さて、そろそろ本題に入りましょうか。
猛暑は景気回復に追い風となるか!と新聞の見出しが躍っていますね。大変結構なことですね。たしかに冷夏よりも猛暑のほうが経済効果は高いといわれていますが、どんな業種がどんな影響を受けているか、ちょっと整理してみましょうか。
- 電力
電力消費量の増加。20日は今夏最高を記録した。気温が1度上昇すれば月間経常利益は約百億円増えるという。
- 家電メーカー
エアコン、扇風機の販売増。エアコンは冷夏だった前年度の651万台に比べ100万台も多い、750万台に達する見込み。健康ブームで扇風機の売り上げも好調。エアコン売り上げNo1のダイキン工業の株価は3,090円まで上昇し上場来高値を更新。
- 量販店
家電量販店大手のビックカメラでは、エアコンの販売台数が前年同期比2倍に。その分プラズマTVやDVDの購入が後まわしになっていると懸念も。
- 清涼飲料水
キリンビバレッジもサントリーも工場は休日返上、24時間稼動。サントリーは清涼飲料全体で前年同期比36%増。伊藤園も好調。
- ビール
キリンビールは7月に入ってビール、発泡酒合わせた出荷量が13%増。七月中は九工場で土曜日を返上して増産に。アサヒビールは発泡酒の出荷量が前年同期比倍増し、ビール・発泡酒合計で同40%増。各社とも「このまま猛暑が続けば、昨年のマイナス分も埋め合わせできる」と期待。大手三社も下げ相場の中で株価は軒並み高。
- 乳製品、製菓
アイスクリームは10年ぶりに国内販売額が前年度を上回る見通し。森永乳業の株価は96年11月以来の500円台に乗せた。ハーゲンダッツは前年度のグリコを上回る425億円の売り上げ見通し。
- ビアガーデン
キリンビール系の「森のビアガーデン」(東京・港)は連夜満席が続き、6月以降の売上高は「84年の開業以来最高のペース」。ニユートーキヨー(東京・新宿)が展開する11カ所も6月売上高は5割増に。
- スーパー、百貨店
大手百貨店は7月1日からセールがスタート。伊勢丹は5日までの売上高が全店で13%増、三越日本橋本店も水着や日傘、浴衣などが好調。高島屋では、サンダル、サングラス、紳士用半そでシャツが売れている。
- ホテル
大型プールを持つホテルニューオータニでは、オープンした16日〜19日までの入場者数が前年の約5倍の1670人に達した。10、11日の週末には赤坂プリンスホテルで昨年の3倍近い250人が来場した。東京全日空ホテルではプール開き以来の合計人数が870人と3倍に増えている。
- 運送
夏物商品やコンビニの荷動きが活発に。
と、いろいろな業界が賑わっているようです。「このまま94年度並みの暑さにまでなれば、実質GDPを0.35%押し上げる」ということで経済効果は2兆円、と第一生命経済研究所は予測しています。猛暑のパワーはすごいですね。
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