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講師紹介 |

内田裕子(うちだゆうこ)
1991年玉川大学卒業後、大和證券にトレーダーとして入社しエクイティマーケットの第一線で現場を経験する。95年に同社の社内TV放送である「大和サテライト」のキャスターへ抜擢、それを機にCS番組の出演や企業のIR活動のコンサルティングなど活躍の場を広げる。2000年に財部誠一事務所へ移籍、財部氏が主宰の経済政策シンクタンク「ハーベイロードジャパン」で経済ジャーナリストとして活動中。
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friday@bizdo.jp
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■第10回 |
アジアカップからみる中国 |
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みなさんこんにちは。
私は今、取材のために師匠・財部誠一とTV番組のスタッフとともに中国、広東省広州にきています。その後、杭州、上海と北上していきます。近くまで接近していた台風の影響もあり、大変な湿度です。ホテルの部屋のエアコンは微調整が効かず、「LOW」でも凍えるくらい寒くなってしまうので、止めて窓を開けると、その瞬間にもわんとした空気が流れ込み、一瞬で部屋中がジメジメとしてしまいます。しかたなく、エアコンをかけて、厚着をするという格好になりました。なかなかすっきりとしない気候ですが、なんとか取材活動をしています。
さて、今回のテーマはもちろん中国ネタです。
中国と言えば、7日の夜、北京で決勝戦が行われましたサッカーのアジアカップでの熱狂的な中国人サポーターによる行き過ぎた応援が大きな問題になりました。
重慶で開催された日本戦で、現地のサポーターが横断幕を掲げ、対日抗議運動をしたことを皮切りに、政治的な問題が強調されてはじめましたが、日本チームのプレイに対するブーイングがエスカレートしそれが国歌斉唱時にまで及ぶと、その様子を日本のマスコミが一斉に報じました。
8月という時期が時期だけに、話は小泉首相の靖国参拝から太平洋戦争にまで広がり、「また、このパターンか」とうんざりした人も多かったでしょう。
最近は経済の交流が活発になり、日本人の渡中も急増していたことから、互いの関心が高まり、日中の関係はいい方向へ向かっているように見えていただけに、日本の国旗を燃やす等の映像は日本人にとってショッキングなものでした。時代は進んでいるのに、結局中国人はいつまでも反日なのか、と、うんざりしたり、失望したり嫌悪感が高まったりと、TVを見ながらいろいろな思いがあったでしょう。
あるジャーナリストは中国の反日行動の報復として「北京五輪のボイコットも視野に入れるべきだ」などとも発言していましたが、恐ろしい形相で感情的になっている中国人が写しだされると、そのブーイングが自分に向けられているようで見ていて本当に不快な気分になりました。
確かに、過激な場面ばかり繰り返し流す、日本の報道だけを見ているとそういう感情にもなります。しかし、中国側ではどうでしょう。
広州の空港に迎えにきてくれた中国人のコーディネーターに早速聞いてみると、「ああ、あれは、反日とはちょっと違いマス。昔はあったけど、今は学校じゃ反日教育してないし、中国人、サッカー場に入ると人が変わっちゃう。だってブーイングも日本だけじゃなく韓国にもしたし、相手にブーイングするのは普通。みんなすごい興奮するんだけど、サッカー場を出ちゃうと、すぐ忘れちゃうんです」と、笑って答えていました。そんなものなのかもしれません。
中国外務省の孔泉報道官が1部の中国人サッカーファンによる行き過ぎた行為に「賛成しない」とした上で日本のマスコミに対し、今回の問題を日中間の政治問題と直接結びつけるような報道をしている、と抗議をしたそうですが、冷静に考えるとそれは一理あるのかもしれません。
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