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講師紹介 |

内田裕子(うちだゆうこ)
1991年玉川大学卒業後、大和證券にトレーダーとして入社しエクイティマーケットの第一線で現場を経験する。95年に同社の社内TV放送である「大和サテライト」のキャスターへ抜擢、それを機にCS番組の出演や企業のIR活動のコンサルティングなど活躍の場を広げる。2000年に財部誠一事務所へ移籍、財部氏が主宰の経済政策シンクタンク「ハーベイロードジャパン」で経済ジャーナリストとして活動中。
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friday@bizdo.jp
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■第11回 |
アジアカップからみる中国・その2 |
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先週に引き続き、中国にいます。広州、杭州、寧波と回って、上海に到着しました。大都会・上海。「上海は中国じゃないよ」と中国をよく知る人はいいますが、こういうルートで上海に入ってくると、中国にとって上海はいろいろな意味で特別なところだということが分かります。
広州、杭州も決して小さな都市ではありませんが、上海に比べると全くこじんまりとした印象になってしまいます。一時期よりは落ち着いたとはいえ、まだまだ上海は建設ラッシュ。そびえ立つ高層ビルの間から稼動中のクレーンが何本も、何本も見えます。上海では31階以上を「高層ビル」と定義しているそうですが、現在その数は6000棟。既に日本の高層ビルの数を超えたということです。
ニューヨーク・マンハッタンと比較されることがありますが、上海はもっと広い地域で都市が形成されているので、あそこまで圧迫感はありません。
そして、上海のビルの高層ビルはひとつひとつがとても個性的。自己主張の強い人たちが集まる中国・上海では、ビルも自己主張をしています。最上階にUFOのようなものが乗っかっていたり、仏様が座っている蓮の葉が敷いてある台座のような巨大な飾りがついていたり最上階にお寺をどーんと乗っけてしまったりと、バラエティーに富んでいて、見ていて飽きません。夜はそれぞれがライトアップされていて、さながらビルの展覧会のようになります。
現在、愛国心が強い中国人の関心事は、もちろんオリンピック。こちらのTVでもたいへんな盛り上りを見せています。かつて、共産主義の国にとって、自国の優位性を国内外にアピールできるのはスポーツぐらいしかなく、オリンピックとなると、各国、国の威信をかけて大変な力の入れようでした。ですから、ソ連、東ドイツをはじめ東欧諸国には優秀なスポーツ選手がたくさんいました。
しかし、冷戦終了後は中国だけがうまく政策を転換でき、唯一そうした人的資源を保っています。今回のオリンピックでも中国は大変な強さを見せています。プライドの高い中国人はもう大喜びです。TVでは国旗掲揚のシーンが繰り返し放送されて、国歌がこれでもか、これでもか、と流れています。
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