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講師紹介 |

内田裕子(うちだゆうこ)
1991年玉川大学卒業後、大和證券にトレーダーとして入社しエクイティマーケットの第一線で現場を経験する。95年に同社の社内TV放送である「大和サテライト」のキャスターへ抜擢、それを機にCS番組の出演や企業のIR活動のコンサルティングなど活躍の場を広げる。2000年に財部誠一事務所へ移籍、財部氏が主宰の経済政策シンクタンク「ハーベイロードジャパン」で経済ジャーナリストとして活動中。
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friday@bizdo.jp
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■第13回 |
新規株式公開市場 不敗記録更新中! |
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まあ、冗談はさておき、「IPO(新規公開)市場はバブル。今に終るよ」と言われながら、なかなかしぶとく終わりは見えません。多少の山谷がありますが、1年以上も上昇が続いています。最近、ジャスダックでの取引きされる金額(売買代金)は1日で600億円前後、東証マザーズも600億円前後となっており、去年の暮れのジャスダックの売買代金は200億円程度だったことを考えると、3倍となっておりその活況ぶりが伺えます。
そして驚いたことに、上場初値が公募価格以上となる「不敗記録」が9月1日現在、136社と連続記録を更新中だといいますから、その勢いが現在も継続していることがわかります。
新興市場の人気継続の理由が単なるブームではないと考えるならば、まず、上場する側の立場で考えると、新興市場が整備され、企業が上場しやすくなったことがあるでしょう。また、ベンチャー企業を上場へと導くベンチャーキャピタルの質の上昇も無視できません。そしてもうひとつは、長く続いた銀行の貸し渋りに辟易とした経営者達が間接金融から直接金融に目覚め、銀行を頼りにせず、資金調達の積極的にマーケットを利用するようになってきたからでしょう。
次に、投資家の立場で考えると、なにより将来性のある会社が続々と登場していることが何よりも投資意欲を起こさせています。
知人のアナリスト曰く「今、日本の構造が大きく変わっている時で、未来のソニーになりうる会社が、今、まさに新興市場で生まれている所なんだと思う。それくらい技術があって、将来有望な会社がたくさんある。どの会社がビックカンパニーになるかはまだわからないけど、確実にある。それをいち早く予想して投資した人が、この相場で勝つといいうことなんじゃないかな」とのこと。
この相場を支えているのは個人投資家です。創業間もない会社は事業内容が単純で理解しやすく、財務内容も公開時に整理されているだけにクリア。持ち合い解消や年金の代行返上の売りなど、業績とは関係のない株価下落の心配も無い。そこも人気のポイントなのでしょう。今、個人投資家の間で株式投資といったら、この新興市場での取引のことであり、次に笑うのは自分だ、その次も笑うのは自分だ、とパソコンの前「パシャパシャ」とがんばっているというわけです。
しかし、だからといって、「新興市場の銘柄は儲かるんだ」と、慌てて株を買ってはいけません。もちろん上場前の公募価格で買えるのなら、それはいいかもしれませんが、全ての新規公開株は抽選が行なわれ、「宝くじに当たるようなもの」といわれるくらい、手にするのが難しいのです。「IPO当選のための裏わざ」なんて雑誌の特集があったりしますけど、結局「お金」だったり、「おどし、すかし」などの駆け引きだったりしますから、それはあまり好ましいこととはいえません。そこまでしてお金を追いかけても、ろくなことがありません。正攻法でいきましょう。
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