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講師紹介


内田裕子(うちだゆうこ)

1991年玉川大学卒業後、大和證券にトレーダーとして入社しエクイティマーケットの第一線で現場を経験する。95年に同社の社内TV放送である「大和サテライト」のキャスターへ抜擢、それを機にCS番組の出演や企業のIR活動のコンサルティングなど活躍の場を広げる。2000年に財部誠一事務所へ移籍、財部氏が主宰の経済政策シンクタンク「ハーベイロードジャパン」で経済ジャーナリストとして活動中。

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friday@bizdo.jp


 
 ■第15回
 中国投資
 
 

  今、中国・上海でモーターレースの最高峰、F1グランプリが開催されています。派手なもの、一流なものが大好きな上海人にとって、F1を間近で見られるなんて、興奮極まれり、といった感じなのでしょう。現に、15万枚用意したチケットはすでに完売。街中でも大掛かりなプロモーションが行なわれ、上海の最先端スポット「新天地」では、ホンダ、トヨタがカフェをオープンさせて賑わっているということです。

 しかし、この大イベントに盛り上がっているのは上海人だけではありません。中国好きの知人は「せっかく休暇が取れて上海に遊びに行こうと思っていたら、F1があるんですよね、もう飛行機がいっぱいだっていうんですよ…」と、渋々上海旅行をあきらめたそうです。飛行機で3時間という気軽さもあって、日本からも観戦に向かうファンも大勢いるようで、改めて中国の近さを感じました。というか、名実ともに近い国になったんですね、中国が。

 それにしても中国、ホットですね。話題がつきません。

 80年代に当時の最高権力者であった小平が打ち出した「改革開放」の流れで、「社会主義市場経済」という前代未聞の『良いとこ取り』の政策を進めてきた中国は、平均10%の成長を成し遂げ、今や、米、日、独、英、仏に続く世界第6位の経済大国となったわけです。

 最近はその過熱感を抑えようと、金融引き締めが行なわれ、若干の落ち着きを見せていますが、その成長力は簡単には収まらず、インフレやバブル、不良債権問題など高度成長期におこる様々な問題を飲み込みながら、2020年には日本のGDPを上回ると予想されています。

 14億人の中から選び抜かれた、ごく少数のスーパーエリート達の手にかかれば、20年程で国はこうも変わるものかと心底驚きます。同じ社会主義国だった旧ソ連と比べると、その差は歴然。中国政府のしたたかさに恐ろしさすら感じますね。
 そのような話を聞くにつれ、そんなに中国がすごいんだったら投資でもしてみようかな、という気になってきますよね。でも、皆さんの独り言がこんな風に聞こえてきます。
 「中国に投資っていっても、どうすりゃいいのかな?中国株ってどこで買うのかな?そもそも中国の会社って言っても、どこも思い浮かばないし、カントリーリスクもいかほどのものか見当もつかない。通貨は元なのかな?ああ、めんどうだな…」

 そのとおり!

 中国投資はめんどうです。だって、中国の株式市場は、世界のスタンダードを無視した、得手勝手な市場だからです。はっきりいって、普通の投資家は誰もわかりません。そこで今回は、中国の株式マーケットの入門の入門「中国の市場ってどうなってるの?」について書いてみましょう。

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