いよいよ増税か?というの話がもちあがってきました。
「定率減税2段階で廃止」という見出しが10日(木)の日本経済新聞一面に躍りました。
現在行われているこの減税は景気対策として1999年の小渕内閣の時から実施されてきました。当時、日本経済は大手銀行の破綻が続く最悪な状況でした。「とにかく景気浮揚策を!」という声の高まりから「減税」「公共投資」と教科書通りの景気対策がなされました。
「税金を軽くして、もっと消費をしてもらおう」
そうして導入されたこの減税措置ですが、どのくらい減税されたのか見てみましょう。
- 最高税率の引き下げ・・・50%から37%に引き下げ(課税所得3000万円超から1800万円へ)
- 定率減税・・・・・・・・一律税額20%を控除
- 扶養控除の引き上げ・・・58万円から63万円へ
今回話題になっているのは2.の定率減税です。本来払うべき税金の額より、所得税は20%、住民税は15%(上限は所得税25万円、住民税4万円)が現在減額されているのです。
「減税されていたなんて、そんなの知らなかったよ」
という人も少なくないでしょう。若い人は特にそう。だって入社時から既に減税されているわけで、比較すべきもとの税金額を知らないわけですものね。
その減税を「もうそろそろやめてもいいだろう」と、政府税制調査会での話し合いが進んでいるというのが、今回のニュースです。
「せっかく景気が回復してきたばかりなのに、なんで廃止にしちゃうの?」
と、理解できない人もいるでしょう。しかし、結論からいうとこれは仕方がないことなのです。
もっといえば、今回の減税廃止で本来の税額に戻すどころか、さらなる増税もやむなし、なのです。
なぜでしょうか?
それは、事実上、景気回復宣言がされた今、日本政府には次なる重大課題が待っているからです。
それは財政赤字問題です。これがとにかく深刻な状況になっています。いえ、ずっと深刻な状況だったのです。しかし財政を建て直すとなると、増税や補助金廃止など国民への負担がさけられない。タイミングを間違えると、個人の消費意欲や法人の設備投資需要が減退して、景気が冷え込んでしまう危険がありますし、現に橋本内閣のときに財政再建を早まりすぎて、景気が失速しました。
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