私が講師をつとめるオンライントレードスクールでは、いかにも株大好きって顔をしているおじさま達から、インターネットの普及によって株の世界に入ってきたのがわかるオタクさん、または若い20台のカップルがデートの場として利用していたりと、バラエティにとんでいて、裾野は広がっているのは感じていましたが、実際の取引経験がある人は極めて少なく、ましてや学生時代の友人から、株を買ったという話は聞いたことがありません。
そんな中で株がどこでも買えるようになりました、とやってうれしいのは手数料を稼げる銀行だけで、投資家やマーケットにとっては、はたしてメリットがあるのかはなはだ疑問です。金融界は解禁する前にやっておくべきことがあるのではないか?と思います。たとえば、トレーディングスクールの話に戻ると、自ら申し込んで参加する受講者たちは、取引の経験は少なくても、ある程度の知識はもっていると、自負している人たちだと思います。
しかし、そんな人たちでも、基本的なチャートの動きや、決算の読み方がわからなかったりしてうーむ、大丈夫かな?と心配になってしまうことも多々あります。
余談ですが、こういったスクールの講師って難しいんです。ベテランのおじさまは株の知識はあるから、サイトの操作方法を知りたい!といらっしゃいます。そういった方にはどこをどうクリックするのか、という説明をほしがります。若い人たちはネットの操作は目をつぶってでもできます。が、株ってなーに、というところから説明します。せっかちなところもあるので、いきなり「信用取引がいいってヤフーの掲示板に書いてったんですけど」などといって、私をおどろかせます。株のいろはの話をすると、おじさまは「知ってるよ」と退屈し、操作の説明をゆっくりすると、若者たちはさめた目で「まだ開けないのかなー」って手持ち無沙汰で待ってるし。カップルは、もたもたしている彼女に、「ほら、ここをダブルクリックだよ」なんていって楽しそうにお勉強といった感じで、いいのですけどね。マネーの価値観が一緒だと、夫婦生活もうまくいくだろうな、などとほほえましく思ったりもしますし。
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