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講師紹介


内田裕子(うちだゆうこ)

1991年玉川大学卒業後、大和證券にトレーダーとして入社しエクイティマーケットの第一線で現場を経験する。95年に同社の社内TV放送である「大和サテライト」のキャスターへ抜擢、それを機にCS番組の出演や企業のIR活動のコンサルティングなど活躍の場を広げる。2000年に財部誠一事務所へ移籍、財部氏が主宰の経済政策シンクタンク「ハーベイロードジャパン」で経済ジャーナリストとして活動中。

【質問はこちらまで】
friday@bizdo.jp


 
 ■第27回
 2004年を振り返る
 
 

 今年最後の原稿です。年末のお忙しい中、読んでいただいてありがとうございます。2004年、いかがでしたか?みなさんきっとがんばって働きましたよね。お疲れさまです。

 さて、年末になるとその年に起こった出来事を振り返ってみようという特集が、TVや雑誌などで組まれることが多いのですが、どんな年でも、多かれ少なかれ、その年を象徴するような出来事や事件というのがあるものです。

 では、今年はどんな年だったのでしょうか。私は、あとから振り返ったときに、「ああ、2004年が転換点だったんだな」と思えるような、日本という国の方向性が大きく変化するきっかけとなるような重要な出来事がたくさんあった年だったと思います。

 では、今年何が日本にとって大きかったかといえば、間違いなく経済の復活でしょう。

 バブルの傷がなかなか癒えず、何年も身動きが取れずにいた日本でしたが、ようやく明るい光が見えてきました。
長く、長く続いた不況からようやく脱出をすることができ、新たな1歩を踏み出せた!という1年だったと思います。
これは企業のがんばりによるものが大きかったですね。企業自身が自らの生き残りをかけて、人員整理、事業再編、財務内容の強化に本気で取り組んだという努力が実を結び、ようやく今年、黒字となって現れてきたということなのですが、その上、中国特需という追い風が吹いたことで、「V字回復」という、より劇的な復活を成し遂げることができました。

 特に、もう終わってしまったと思われていた、鉄鋼、造船、プラント、建設機械などの重厚長大産業の復活は、日本経済に大きな力と自信を与えました。

 史上最高益の更新という、昭和の高度成長並みの勢いで粗鋼生産が行われており、現在は鉄鋼不足という、びっくりしちゃうような、予想以上の需要に生産が追いつかないという異常事態になっています。大小含め、名実ともに日本のモノづくりが誇りを取り戻した年になりました。

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