若手起業家予備軍から団塊世代の第二の人生における起業、そして主婦中心のプチ創業(副業)まで、起業に対する関心は日増しに高まっており、サラリーマンの四人に一人が起業を考えているとも言われる。正に起業ブームの様相を呈している。
独立起業とは人に指図されない、一国一城の主となることであり、サラリーマンの「宮仕えの悲しさ」に明け暮れた身から見れば何とも気の清々とするようなことである。
誰にはばかる事もなく、自由度は高く、自分がやった分はかならず自分に戻ってくるので本当の意味でやり甲斐がある。そして、成功は自らに大きな富をもたらす。
独立そして起業することは多くの人にとって夢であり、それはかなりの程度に実現可能な夢でもある。だから人は起業を目指す。
しかし、半面で独立・起業は「開業に伴うリスクと事業継続の難しさ」といった問題を伴う。
03年には個人事業破産が1万5000件を超え、現下の経済環境の基での小規模事業における経営の難しさを浮き彫りにしている。このことは、起業ブームに乗っただけの素人の安易な起業が大きな危険を伴っていることを示唆している。
独立、成功、富と名声の裏に無一文の危険が潜んでいる事を忘れるべきではない。
筆者は7年にわたって全国各地の商工会議所や商工会連合会等の開催する「創業塾」を通じて1500人を超える起業を目指す方々と触れ合ってきた。そうした中にはサラリーマン出身の素人起業でありながら既に年収が一億円に達するという者もいる。年収2000万円〜3000万円クラスの中クラスの成功者も少なからず輩出している。
独立起業におけるコンサルティングを通じてはっきりと言えることは成功する人は「成功するべくして成功している」ケースが殆どであり。失敗者は「最初から失敗の要素をはらんでいた」場合が圧倒的に多いのである。