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『時代の変革期にはファーストイートスローが起きる』
既存事業におけるビックとは成功者であり、それは時代への適合性の強さを表している。しかし、時代が変革したとき適合は不適合へと変わってしまう皮肉を内包している。
既存の大手企業が時代変化への対応に手間取りのたうち回っている隙をついてダイナミックかつスピーディーに動く新規起業者にとって変革期は、またとないチャンスとなる。
以前で言えば、電話機が家庭電話から携帯型の個人電話に代わり始めたとき、いち早く動いた「光通信」の重田氏は徒手空拳でありながら巨万の富を手にした。
ソフトバンクの孫氏、楽天の三木谷氏、そしてホリエモンこと堀江氏のように今をときめく人たちのほとんど全てが既存事業者に比較し事業経験も資金もそして信用すらも乏しかったことは間違いない。
彼等にあったのは時代に先駆けるスピードと「同質化の下位者」になることを避けるオリジナリティー(ビジネスモデル若しくは商材・サービスにおける独自性)があっただけだ。しかし、それらがファーストイートスモールを引き起こし彼等の輝かしいサクセスストリーをつくっていったのである。
ファーストイートスローが生起する最も大きな要因は「高度情報化」による消費行動を中心にした経済情報のスピード化そしてネットによる情報の広域化(グローバル)である。
新たなビジネスモデルはインターネットやマスコミ情報を通じて瞬く間に消費者や出資者に広がり、売り上げと資金を拡大することができる。そして、大きくはあっても鈍重な旧ビジネスモデルを駆逐していくのである。
あなたのビジネスモデルに、新規性とオリジナリティーと部分的(ニッチ=隙間)でもかまわないから現在のニーズに対する適合性があれば、ファーストイートスローが実現される。
このことはあたかも、見事に適合し過ぎて環境変化に即応できない鈍重な恐竜達の足元をすばしこく動くスピードに溢れた哺乳類が、世界を席巻していった状況に似ている。
経験も資金も少ない「新規起業者」が勝てるポイントは既存のビジネスモデルとの差別化・差異化の創造であり、具体的には変える、即ちイノベーションを引き起こすことである。
次回は本章の続きとして、旧ビジネスモデルに対してイノベーティブ(革新的)な新ビジネスモデル構築の具体策について触れたい。
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