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6.不適正な投資は避ける
ビジネス成功の絶対条件は「成功するまで続ける」ことである。店をつくり商品を用意して、販促を打ってもお客に浸透し、認知してもらうまでには時間を要する。
加盟金を含めた開業資金のみでの開業では継続は難しい。せめて半年、できれば1年間のランニングコスト(固定的な必要経費)も折り込んだ投資計画が必要である。投資計画の需要な視点は、適正な投資である。適正な投資を行うためには、投資計画を予め余裕を持って立案しておくことが必要となる。場当たりで考えた投資は、いかに必要と考えたとしても、長期的には辻褄が合っていないことになる。
7.成功は売っていない
FCシステムは非常に優れたシステムだ。本部は自分たちの培った独自のノウハウやシステムを加盟店に提供することでスピディーに多店舗化でき、スケ−ルメリットを得ることができる。
一方、加盟者はそうしたノウハウやシステムそして商材を活用することで経験は無くても短期間にビジネス化できる。
しかし、本部は成功を売っているわけではないことは肝に銘じておきたい。同じノウハウでも人によって成功の度合いはまるで違うことも多い。成功は自分で作るしかなく、成功への材料が揃う本部を探すというのが本当だ。まるで成功を売っているのだといったような営業姿勢のチェーンは警戒すべきである。
・連載の終了にあたって。
起業ブームといわれる中で「ホリエモン・ライブドア」事件が起きた。勝ち組起業家の挫折が新規起業を目指す方々に深い影を落としたことは想像に難くない。
しかし、2007年、団塊世代の第一陣とも言うべき22年生まれが定年退職を迎える。ついで、23年、24年生まれと続く。その数はなんと年平均300万人に迫る。
団塊世代退職者の9割は退職後も何らかのかたちで仕事をしたいと考えている。しかし、実際には定年延長も含めて2割程度しか再就職はかなわないのである。とすれば単純計算で各年代で200万人以上の人が仕事はしたいが仕事が無いといった状況になる。そうした中にあって「起業」という選択肢か改めてクローズアップされる。
独立起業とは人に指図されない、一国一城の主となることであり、サラリーマンの「宮使え悲哀」に明け暮れた身から見れば何とも気の清々とするようなことである。自由度は高く、自分がやったことは必ず自分に戻ってくるのでやり甲斐は大きい。しかし、半面で独立開業に伴うリスクや難しさが伴うことも事実である。失敗すれば元も子もなくす。
成功とは失敗しないことで事業を継続できるというプロセスであり、チャンスに巡り合うという他にない。本連載は成功のためではなく、失敗しない起業のために記したのである。
筆者は全国各地で数多く開催される「創業塾」のメイン講師も務めてきた。受講者の中には、起業して3年足らずで年間収入が3000万円を越えるケースもある。しかし、大半は1000万円未満の年収に甘んじている。それでも、私の触れ合った起業家は一様に明るく元気であり若々しい。
今回の連載は都合により一旦中断します。お詫びの意味も込めて「失敗しない起業」セミナーを開催予定です。
興味のある方は「ジャイロ流通研究所」のホームページ(URL:http://www.jairo.co.jp/)をご参照下さい。
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