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講師紹介


内田裕子(うちだゆうこ)

玉川大学で演劇を専攻。卒業後、大和証券に入社。トレーダーとして、エクイティマーケットの第一線で現場を経験。その後、同社の社内TV放送「大和サテライト」のキャスターに抜擢され、広報部へ異動。マーケット情報番組や経営者との対談番組等へ多く出演する。その後、大和インベスターリレーションズで企業IRのコンサルティングを行う。
2000年、財部誠一事務所へ移籍。経済ジャーナリストとしての活動を始める。現在は単行本、雑誌、メルマガ等に精力的に寄稿しながら、TV、ラジオ、講演会でも活躍中。

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 ■第1回
 なぜ原油高でも日本は大丈夫なのか
 
 

(2/2)

 去年10月に米国の取材で投資家のジム・ロジャースを訪ねた際に原油価格の見通しを尋ねたところ、1バレル=100ドルはいく、と言い切っていました。

 最近では、ゴールドマン・サックスのマネジングディレクター、アルジュン・ムルティ氏は、「供給面で大規模な供給支障が発生すれば、原油価格が1バレル=105ドルでも控えめ、ということになるだろう」と話し、しばらく落ち着いていた相場を、再びあおり始めました。こんな話を聞くと、私のなかでは「またゴールドマン・サックスが自分たちに都合のいいシナリオをいい始めたな」と思ってしまいます。石油を実際にどれだけ消費するかとは関係なしに、WTIという原油の先物価格が、投機筋の思惑だけで好き勝手に乱高下し、それが現実の石油取引価格にそのまま反映されてしまうというのは、どう考えても納得がいきません。私は何人かの専門家に聞いてみました。
 「これってどうにもならないんですか?」するとみなこう答えます。「どうにもならないですね」

 おかしいですね。石油価格決定のメカニズムそのものに問題のあることをみんなわかっていながら、投機筋の思惑で現実の石油取引の価格が決まってしまうという異常な状態がいつまで放置され続けるのか。

 では、このままでいくと原油価格はどこまで上がってしまうのでしょうか。心配です。

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写真撮影/内田裕子

 



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