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講師紹介


内田裕子(うちだゆうこ)

玉川大学で演劇を専攻。卒業後、大和証券に入社。トレーダーとして、エクイティマーケットの第一線で現場を経験。その後、同社の社内TV放送「大和サテライト」のキャスターに抜擢され、広報部へ異動。マーケット情報番組や経営者との対談番組等へ多く出演する。その後、大和インベスターリレーションズで企業IRのコンサルティングを行う。
2000年、財部誠一事務所へ移籍。経済ジャーナリストとしての活動を始める。現在は単行本、雑誌、メルマガ等に精力的に寄稿しながら、TV、ラジオ、講演会でも活躍中。

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  ■第6回  上海取材レポート その2:情実融資が基本!中国の金融事情  
 

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 中国の4大銀行の上場はまさに大きな改革のひとつ。不良債権処理にかかる資金調達に迫られてやむなく、というのが本当だろうが、今回の株式公開によって、銀行経営の効率化、健全化、透明化が進んでいく事もふまえた上のことであるはずだ。まだしばらく時間はかかるだろうが、融資も人事も株式公開企業にふさわしい、ルールに則ったものに近づいていかざるえないだろう。
 そうした動きを促したもう一つの要因として、銀行業の規制の廃止がある。これまで銀行業には、外資だけでなく、国有銀行も地域制限、業務制限など厳しい規制があった。これらがWTOに加盟時の公約どおり今年の12月で廃止される。中国の銀行は当然受けるインパクトが大きいので、国有銀行はこれからおこる競争を意識しながら経営強化や、リストラに動いてきた。海外に留学した優秀な人材をつれて返ってくるというようなこともしているということだ。

2ヶ月前「中国には外貨準備高と同じ9000億ドルの不良債権がある」と発表した米国のコンサルタントに中国政府は抗議し謝罪を求めたという。これは大変な問題になったんですよ、と陳氏は笑いながら教えてくれた。これはかなりネガティブなインパクトがあったようだ。このレポートが発表されたのが中国銀行が香港で上場する直前のタイミングだったため中国政府が神経質になったのはわからなくもないが、そこまで真剣に取り合うということは、この大げさに見える数字が、大げさではない、ということか。そこに中国の抱える不良債権問題の深刻さがちらり、と見えた気がした。

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