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中国の4大銀行の上場はまさに大きな改革のひとつ。不良債権処理にかかる資金調達に迫られてやむなく、というのが本当だろうが、今回の株式公開によって、銀行経営の効率化、健全化、透明化が進んでいく事もふまえた上のことであるはずだ。まだしばらく時間はかかるだろうが、融資も人事も株式公開企業にふさわしい、ルールに則ったものに近づいていかざるえないだろう。
そうした動きを促したもう一つの要因として、銀行業の規制の廃止がある。これまで銀行業には、外資だけでなく、国有銀行も地域制限、業務制限など厳しい規制があった。これらがWTOに加盟時の公約どおり今年の12月で廃止される。中国の銀行は当然受けるインパクトが大きいので、国有銀行はこれからおこる競争を意識しながら経営強化や、リストラに動いてきた。海外に留学した優秀な人材をつれて返ってくるというようなこともしているということだ。
2ヶ月前「中国には外貨準備高と同じ9000億ドルの不良債権がある」と発表した米国のコンサルタントに中国政府は抗議し謝罪を求めたという。これは大変な問題になったんですよ、と陳氏は笑いながら教えてくれた。これはかなりネガティブなインパクトがあったようだ。このレポートが発表されたのが中国銀行が香港で上場する直前のタイミングだったため中国政府が神経質になったのはわからなくもないが、そこまで真剣に取り合うということは、この大げさに見える数字が、大げさではない、ということか。そこに中国の抱える不良債権問題の深刻さがちらり、と見えた気がした。
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