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講師紹介


内田裕子(うちだゆうこ)

玉川大学で演劇を専攻。卒業後、大和証券に入社。トレーダーとして、エクイティマーケットの第一線で現場を経験。その後、同社の社内TV放送「大和サテライト」のキャスターに抜擢され、広報部へ異動。マーケット情報番組や経営者との対談番組等へ多く出演する。その後、大和インベスターリレーションズで企業IRのコンサルティングを行う。
2000年、財部誠一事務所へ移籍。経済ジャーナリストとしての活動を始める。現在は単行本、雑誌、メルマガ等に精力的に寄稿しながら、TV、ラジオ、講演会でも活躍中。

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  ■第8回  上海取材レポート その4:3億人農民大移動!?  
 

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 こうした状況だけ見ると、元の切り上げどころか、今、元は切り下げが必要なのだ、という意見も、馬鹿げたものではないことがわかる。今、中国のおかれている状況を、少々大げさに例えると沿岸部は豊かな日本経済、内陸部は貧しいインド経済、それを一国の中に抱え込み同時に運営をしている、というような極端な状況にあるように見える。これを中国政府がどう調整し運営していくのかは大変興味深いが、困難であることは違いない。

 どちらにしても中国政府は、米国経済や戦後の日本経済を研究し尽くしていて、日本のバブル崩壊のように、何も考えずにただ金利を上げて、一瞬にしてすべてを失ってしまうというような愚策はしないだろう。それを避けるためだったら、きっとどんな手段でも使う。だから目先は大きな経済クラッシュは起こらない、というのが大方の予想だ。面子の国、合理主義の国、中国を知っていればそれはないことがわかる。

 そう考えれば、現在、金融引き締めによる「一回戦終了」状態となって落ち着いている今こそ、次のフェーズが始まる中国への投資のチャンスともいえるだろう。問題山積みだが、抑えても抑えきれない程の凄まじいパワーを持った中国の経済成長を、やはりポジティブに捉えていくべきであろうと思えた今回の取材だった。そして、したたかに中国にコミットしていくことこそ日本の国益にかなうであろうことは間違いない。ポスト小泉には日中外交でどこまで力を発揮できるか、期待したいが、どうだろうか。


※今回の上海の旅はわが社HARVEYROADJAPAN(http://www.takarabe-hrj.co.jp/)
が会員向けに企画した視察ツアーです。今、中国で、上海で何が起こっているのか、現地のエコノミスト、実業家、現地日本法人を取材しました。

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