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後半の若林史江さんは、19歳の時に株式投資をはじめ、すでに、投資暦10年というベテラントレーダーだ。その若林さんの話は、自分の売買の経験からくるものが多く、それらの話はユニークで、且つリアリティがあった。たとえば、銘柄の探し方については、飲料メーカーなど、年間を通じてかならず動く企業の株価には注目するべきだ、とか、決算前の権利取りを狙った買い、権利落ち後の買い、など、決まって起きる市場の現象を知っておく事で、利益を得ることができると強調していた。
また、実際に生活の中で自分がいいな、と思った商品に出会ったら、すぐに株価や業績に注目してみるとか、電車に乗っていて、目につく広告が大量にでていたら、その会社が勢いづいている証拠であり、すぐに事業内容を調べてみるとか。株主優待の商品からもその会社の経営方針が透けて見えてくるなど、生活に密着した投資法を披露していて、会場も楽しんで聴いているようだった。
この夜の部には、講師も若い方を呼んでおり、参加者も同じように若い人が参加するのかと予想していたが、行ってみると、ここでもやはり年配の男性が多かった。若い人には依然として株式投資は敷居が高いのか。あるいは若年層のネットトレーダーはネットの中で完結してしまうのだろうか。こうした投資の日のイベントに参加しながら、現在の日本の個人投資家というのは、どのような傾向を持っているのか。何が変わって、何が変わらないのか、もっと知りたいと思った。そして、こうしたセミナーを10年続けていて、効果がどの程度現れているのか。
そこで、主催の日本証券業協会に、日本の個人投資家について話を聞きに出かけた。
その取材内容は次回にお届けする。(続く)
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