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さわかみ投信株式会社(通称:さわかみファンド)に行ってきた。
「サラリーマン家庭の財産づくりを長期運用でお手伝いする」
という方針を掲げているさわかみファンド。バイ・アンド・ホールド型の長期投資で、その運用の期間は30年、50年と長い長いスパンだ。これだけ聞いても、特にめずらしいものではないとお感じだろうが、そうではない。ここは特別なファンドなのだ。その運用方針を詳しく知りたかったので、出かけていった。
澤上篤人氏は1947年生まれの59歳。73年ジュネーブ大学付属国際問題研究所・国際経済学修士課程。スイス・キャピタル・インターナショナル社を経て、86年にピクテ・ジャパンの代表取締役社長、96年にさわかみ投資顧問を設立、99年さわかみ投信株式会社に名前を変更、日本で初めて独立系ファンドの運用を始めた。営業なし、口コミのみで、現在残高は2000億円に成長。国内最大規模を誇っている。プライベートバンクの本家本元であるスイスで運用のキャリアを重ねたというその肩書きに、お硬くクールなイメージを持ってしまうが、実際に澤上氏にお目にかかってみると、優しい表情の紳士で、明るく、暖かく、まっすぐな方であった。
以前から、澤上氏が投資を通じて理想の社会をつくるのだ、と言っているのは知っていた。長期投資を基本に運用しているのも知っていた。しかし、本当の意味での長期投資というのはいったいどういうものなのかはまったくわからなかった。ただ株を長く持っているだけではリターンは生まれない。それはわかる。ならば、いったいどういう考え方で、どういう運用をしたら、安定した運用が実現できて、これだけ個人投資家の支持を集める事ができるのか、それが知りたかった。
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写真撮影/内田裕子
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