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講師紹介


内田裕子(うちだゆうこ)

玉川大学で演劇を専攻。卒業後、大和証券に入社。トレーダーとして、エクイティマーケットの第一線で現場を経験。その後、同社の社内TV放送「大和サテライト」のキャスターに抜擢され、広報部へ異動。マーケット情報番組や経営者との対談番組等へ多く出演する。その後、大和インベスターリレーションズで企業IRのコンサルティングを行う。
2000年、財部誠一事務所へ移籍。経済ジャーナリストとしての活動を始める。現在は単行本、雑誌、メルマガ等に精力的に寄稿しながら、TV、ラジオ、講演会でも活躍中。

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  ■第17回 個人投資家幸せ計画 その2:さわかみファンドという存在  
 

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 存在理由が他のファンドとはまったく違うのだ。それだけ聞くと究極の理想論で「青い」と感じる人もいるだろうが、それ以上の強さはないのかもしれない。自分が、自分が、という、肉食獣がうようよしているマーケットの中で、その純粋さはたいへん異質に見えるが、だからこそ、澤上氏の思想に共感するまっさらなお金がどんどん集まり、残高は増え続けている。きれいな気持ちがきれいなお金を呼ぶ。類は友を呼ぶ、というが、澤上ファンドは、まさに「類友ファンド」なのだ。。
 なぜ、そのような運用に行き着いたのか。意志の原点を知りたかった。なぜそれでうまく行っているのか、その手法にも迫ってみたい、そう思い聞いてみた。すると澤上氏はこう答えた。
「市場っていうのはどんな価値観でも、時間軸でも打ち込める。大きいお金でも小さいお金でも、好きにやればいい。ただ明確なのは時間。これはだれも否定できない、3日後残るのか、1年残るのか、5年か。人生一回きりの大勝負をやって、そのまま引退してしまうのなら格好いい。でも、多くの人たちはまた儲かると思ってまたやっちゃうわけ。そうすると、5年たって10年たつと、残っている人っていうのは定まっていく。他人の成功は当てにならない。儲けてた人も、いつの間にかいなくなっていく。だからね、市場は長く生き残ったものが勝ち。長く生き残る確立が高いのが、我々がやっている長期投資だと言っている。人生の財産づくりって、3年、5年じゃない。50年生きるとして、3年4年儲けて、45年損したらどうなる?もちろん50年ずっとすごい成績じゃなくたっていい。ある程度の安定度高くすれば、それでいいでしょ」
 澤上ファンドは類友ファンドだと先述したが、お客さんのことを、ファンド仲間、と呼んでいる。そして、そのファンド仲間として、生まれたばかりの赤ちゃんの口座もある。
「こっちはね、70年、80年の責任いただいてるの、それに答えていかなければならない」
 儲けよう、ではない。あなたのパートナーとして末永く存在し続けますよ、ぜったいに市場で生き残るという気持ちで運用していますよ、だから安心して財産を預けていいですよ、という強い意思表示。ありつづける覚悟、これこそが、さわかみファンドの価値なのだ。そして、たくさんは増えないかもしれないけど、納得のいかない減り方は絶対にしませんよ、あなたのお金は世の中の役に立つように運用します、というきれいなお金をきれいに使おうという理念。魅力的だ。銀行、郵便局にあるまっさらなお金を持った投資家が望んでいる資産運用のパートナーは、こういうものなのだろう、と感じた。このファンドはもっともっと大きくなるな、時代が求めているもの、と腑に落ちた。(つづく)

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