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講師紹介


内田裕子(うちだゆうこ)

玉川大学で演劇を専攻。卒業後、大和証券に入社。トレーダーとして、エクイティマーケットの第一線で現場を経験。その後、同社の社内TV放送「大和サテライト」のキャスターに抜擢され、広報部へ異動。マーケット情報番組や経営者との対談番組等へ多く出演する。その後、大和インベスターリレーションズで企業IRのコンサルティングを行う。
2000年、財部誠一事務所へ移籍。経済ジャーナリストとしての活動を始める。現在は単行本、雑誌、メルマガ等に精力的に寄稿しながら、TV、ラジオ、講演会でも活躍中。

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  ■第18回 個人投資家幸せ計画 その3:さわかみファンドという存在-2  
 

(3/3)

 なぜ、他の金融機関は顧客視点で運用できないのか。

「運用ってね、世界の常識では成績のみでお金が集まってきたけど、日本では、これまで機関投資家は看板だけだしていれば、お金が集まってきたわけ。仕組みだったわけ。日本は運用の真似事でも運用らしかったし、それで充分だった。ファンドマネージャーもサラリーマンだからしかたない、と、無責任な事を言いまくってね。手数料稼ぎの道具としての扱いしかなかったから、投信は儲からなくてもしかたがないよね、株はしょせん博打だよね、という具合で済まされてきた。突然儲かって小遣いができて海外旅行でもしようか、外車でも買おうか、なんて、そういう人は好きにやればいい。大事なのは預貯金に預けてある人生の大切なお金を守ることだ」

 澤上氏は話の中で「走る」という言葉をよく使う。長期投資で何十年のスパンで運用するのに、なぜそんなにあわただしく走っているのか、はじめはよくわからなかったが、話を聞いているうちにわかってきた。貯蓄率がどんどん低下していて、もうお尻に火がついている。それが食いつぶされる前に守って増やすということだ。みんなが一斉に老後の生活費としてすっかり使ってしまったら、社会に流していく資金がなくなってしまう。澤上氏のいうところの、きれいなお金がぐるぐる回って、助け合う社会が実現できなくなってしまうという、危機感なのだ。

「そのうちに証券、銀行、郵便局もいつまでも、とろうとろう、というのは通用しないとわかってくればいい。本当にお客さんが、20年、30年、安心して喜んで、信頼してついてきてもらえるような、投信本来の仕事をやってくれればいい」

投信本来の仕事とはどのようなものか。
いよいよ次回はさわかみファンド、最終回。ファンドマネージャーに運用の話を伺いに行く。


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