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「10人の可能性が自由な発想でいろいろな方向にいきます。それぞれが違うから面白い。良くないのは、これは絶対そうなるとか、市場はどのように考えているとか、常識に縛られること。そういう話はまったく面白くない。どちらにしても、投資判断を下す時は、単純に聞いたことを100%採用するわけじゃないです。自分がそのなかで、どれだけ付加させてイメージできるかで判断を下します。これは普通の投信の形式とはまったく違うと思いますよ」
さわかみファンドのアナリストチームは10年後20年後の社会がどのようになっているのか、ということをずっと考え続けているという。それは単純に技術の進歩を言い当てるというようなことではなく、人間にとって理想の社会をまず思い描いて、そこから、そういう素晴らしい社会を実現するのに必要不可欠な技術やサービスをイメージし、それを提供できそうな会社を選び出す。まず会社ありき、ではなく、「理想の社会像」が発想の起点となっているのだ。
「どんな社会が理想的か。例えば治安がいい社会。そのためには何が必要かと考える。市場に任せるんじゃない。自分たちで掘り起こす。そういう会社ばっかり応援して見ていると、本当に理想が実現されてくるから面白い。投資っていうのは、金儲けもありますけど、社会づくりだと思っています。これは投資の原点です。自分たちの理想の社会作りに大切な会社は買って、いらない会社は買わない。うちのアナリストミーティングでよく言うのは、『そうは言うけど、どんな社会になってほしいと思っているの?その会社が残ると、どんな社会になるの?』と。
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