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講師紹介


内田裕子(うちだゆうこ)

玉川大学で演劇を専攻。卒業後、大和証券に入社。トレーダーとして、エクイティマーケットの第一線で現場を経験。その後、同社の社内TV放送「大和サテライト」のキャスターに抜擢され、広報部へ異動。マーケット情報番組や経営者との対談番組等へ多く出演する。その後、大和インベスターリレーションズで企業IRのコンサルティングを行う。
2000年、財部誠一事務所へ移籍。経済ジャーナリストとしての活動を始める。現在は単行本、雑誌、メルマガ等に精力的に寄稿しながら、TV、ラジオ、講演会でも活躍中。

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  ■第22回 豪州レポート:真夏のメリークリスマス  
 

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 今、オーストラリアは景気が良い。クリスマスパーティーもその影響を受けて賑やかなのか、夜になると、あちらこちらから大きな音楽や歓声があがっている。夏ということもありオープンエアのレストランが多いからその様子がよくわかる。着飾った人たちが2次会、3次会と、ワゴンタクシーに乗って大勢で街を移動している様子も見られる。

 オーストラリアは言わずと知れた資源の国。鉄鉱石、石炭、石油、その他さまざまな質の良い鉱物が、広い大陸にあちこちに埋まっている。ここもとの資源価格の高騰はオーストラリアを潤した。だから今、オーストラリアはとても賑やかだ。
 オーストラリアは資源だけでなく、食料も豊富だ。オージービーフは日本でもお馴染みだが、牛、豚、羊などの畜産が盛んだ。海に囲まれているので海産物はもちろん、野菜、果物もふんだんに取れる。ワインもおいしい。これらの食品の輸出も好調だ。
こちらの駐在員の方はこう話す。
「オーストラリアには資源も食料もある。国として将来的に安心感があります。公用語は英語で気候も穏やか。治安もいいし、相続税もかかりません。シドニーは大変住みやすい街で気に入っています。自分がリタイヤしたら子供の含め、家族でこちらに永住するつもりです」
 確かに日本にないものがオーストラリアにはすべてある。実際、こちらに永住する日本人はかなり多いと聞くが、こちらに来て数日過ごしてみると、その気持ちはわからなくない。オーストラリアは想像していた以上に良さそうなところだ。しかし、そう思って日本の資産をすべて売却してこちらにきたものの、数年経過すると、ウエットな空気が恋しくなり帰国する日本人も多いと聞く。先述の方のように長年駐在をして、ああこの土地に住みたい、と実感して移住するのならまず間違いないだろうが、そうでなく、老後はオーストラリアで、老後はハワイでなどと安易に決めてしまうのは危険なのだな、と感じた。イメージや条件で折り合えても、自分のDNAがその土地と折り合えるかどうかわからないからだ。水があわない、なんて表現があるが、日本人は湿度たっぷりのところで生きていくようにできているから、ある程度、年齢を重ねてしまってからの移住は慎重になったほうがいいのだろう。余計なお世話だが、どうやっても私たちは日本人。日本という独特な気候で生まれ育っているのですから。

 

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