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講師紹介


内田裕子(うちだゆうこ)

玉川大学で演劇を専攻。卒業後、大和証券に入社。トレーダーとして、エクイティマーケットの第一線で現場を経験。その後、同社の社内TV放送「大和サテライト」のキャスターに抜擢され、広報部へ異動。マーケット情報番組や経営者との対談番組等へ多く出演する。その後、大和インベスターリレーションズで企業IRのコンサルティングを行う。
2000年、財部誠一事務所へ移籍。経済ジャーナリストとしての活動を始める。現在は単行本、雑誌、メルマガ等に精力的に寄稿しながら、TV、ラジオ、講演会でも活躍中。

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  ■第23回 一年を振り返って  
 

(2/5)

 自分が見たここの炭鉱だけでも凄まじい広さなのに、このレベルの炭鉱がオーストラリアにいくつもあるという。しかし、オーストラリアの石炭埋蔵量は世界第5位。アメリカ、ロシア、中国、インドにはもっと埋まっているというから驚く。当時の地球にはどれだけのリンボクがあったのだろうか。想像を絶する。
  それにしても、地球が誕生したのは約46億年前、生物が出現したのは約40億年前、リンボクが生い茂ったのは約3億年前。そう考えると人類の祖先が出現した6500万年前はつい最近のことだ。「ほう、地球の営みとはなんとまあ悠遠なるものか」と、転がっている石炭を手にとって遠い昔に思いを馳せていたら、手も顔も洋服も真っ黒になっていた。石炭の粒子はとても細かく、爪や指紋の間にもささっと入り込む。顔も首もすぐに真っ黒になる。その傍で高さ8mの巨大なダンプが轟音と砂埃を立てて走り去る。ぼーっとしている場合ではない。炭鉱ではすべてが巨大だ。石炭を取り出すために取り除いた土砂を移動するドラックラインというクレーンについているバケットは、ひとすくい100トンの土砂を移動することができる。そしてそのオペレーションは特殊技能で、座ってレバーを動かしているようにしか見えないが、どのように地層を切り出して、土砂をすくい、積み上げていくか、これは経験とセンスが必要だということで、高額のギャランティーをもらっているという。

 

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