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次の問いは「投資と投機ってどう違うの?」というもの。「これはあんまり変わりがないんじゃないかな」と信州大学・経済学部教授の真壁昭夫氏。「これは運用者の心根、の問題だけだと思う。マーケットで売買する仕事は生き馬の目を抜くようなところがあって、自分も誰かを出し抜くのが面白くってやっていた時期もあった。しかしそういうのも含めてマーケットだからしかたがない。投資と投機は言葉の問題だけ。まったく同じ行動でも、怪しいやつがやれば投機になるし、観音さまのような澤上さんがやれば投資になる、っていうことじゃないかな」と、会場を笑わせた。投機か投資かはファンドのオーナーシップにかかっているということだ。
みんなが解っているようで解っていない、そこをついた素直な質問があった。
「長期投資」と「長期放置」は違うという話があったが、どういう意味かわからなかった、という質問だ。長期投資はずっと売らずにその株を持ち続けることではないのか?という疑問だ。「それは、全然違うよ」と、やんわりと澤上氏が答えた。
「長期投資というのは、銘柄を選択する時、目先の株価の上昇期待でなく、20年、30年先に、この世の中になくては困ると感じる会社、あってもらいたいと希望する会社、というように長期的な視野をもって選ぶもの。しかし短期間である程度株価が上昇したら、投資額の一部を売却して利益を確定し、キャッシュで持っていて、相場が暴落した際には、割安になったその会社の株を買い増す、買い支える、というために備える。そのキャッシュで別の優良企業の株を買ってもよい。また、その時は良いと思って投資した会社の経営が予想に反して悪くなっていくこともある。そういう会社はすぐに売却しなければいけない。長期放置とは違うのは、常に状況の変化に対応しなければいけないからだ」とその違いを話した。株式投資の基本は安く買って高く売る。ただ株を持ち続けるだけでは利益はでない。応援したい会社を相場の波にあわせて、上昇時に少し売り、暴落時には買い増したりしながら、長く付き合っていくのが長期投資だ。
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