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講師紹介


内田裕子(うちだゆうこ)

玉川大学で演劇を専攻。卒業後、大和証券に入社。トレーダーとして、エクイティマーケットの第一線で現場を経験。その後、同社の社内TV放送「大和サテライト」のキャスターに抜擢され、広報部へ異動。マーケット情報番組や経営者との対談番組等へ多く出演する。その後、大和インベスターリレーションズで企業IRのコンサルティングを行う。
2000年、財部誠一事務所へ移籍。経済ジャーナリストとしての活動を始める。現在は単行本、雑誌、メルマガ等に精力的に寄稿しながら、TV、ラジオ、講演会でも活躍中。

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  ■第27回 「運用野郎」の横顔:真壁昭夫 その1  
 

(4/4)

 とは言うものの、どこで買ったら良いかのか、その判断は非常に難しい。
本来なら、株価が大きく値下がりした時に、長期投資のための買いをいれれば良い。優良な銘柄を安く買って、長く保有すれば確実にリターンを得られるだろう。だが人間の心理という物は、株価が値上がりをしていると買いたくなり、逆に暴落時には売りたいと思うばかりだ。これではなかなか儲からない。よって、安定成長下で長期投資をするということは、株価が値下がりしたタイミングをはずさずに買う、ということが極意になる。
 ここで意識すべきは「勝つ確率を上げる」ことより「負ける確率を減らす」ことだ。武田信玄の兵法の中に「負けざる戦は勝つ」とある。勝つことを標榜するのではなく、負けない運用をするならば勝てるということを念頭に置くことが、長期投資の考え方として大切になってくると真壁氏は強調した。
 経済が成長さえしていれば株価は上がる、ということはわかった。そして、いつ買うのかということが長期投資には重要であることも見えてきた。
株を買うタイミングの難しさを真壁氏は次のように語る。
「86年から6年間ファンドマネージャーを務めた際に、ブラックマンデーを経験したが、あのように暴力的に下げたときには、目をつぶって買っておけば100%儲かる」
長期投資の神様、ウォーレン・バフェットは、どんと下がったときに、どんと買って、あとはなにもしない。バフェット氏のようなやり方が本当にできれば、株では負けることはない。でもなかなか下がった時には買えないよ、と笑う。

 プロにも難しいと言う株式の買いのタイミング。普段からどのように考えていれば、株価が下落したときに個人投資家はきちんと買っていけるのか。次回、引き続き真壁氏の話から、その秘訣を明らかにしたいと思う。(つづく)

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