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講師紹介


内田裕子(うちだゆうこ)

玉川大学で演劇を専攻。卒業後、大和証券に入社。トレーダーとして、エクイティマーケットの第一線で現場を経験。その後、同社の社内TV放送「大和サテライト」のキャスターに抜擢され、広報部へ異動。マーケット情報番組や経営者との対談番組等へ多く出演する。その後、大和インベスターリレーションズで企業IRのコンサルティングを行う。
2000年、財部誠一事務所へ移籍。経済ジャーナリストとしての活動を始める。現在は単行本、雑誌、メルマガ等に精力的に寄稿しながら、TV、ラジオ、講演会でも活躍中。

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■第28回
「運用野郎」の横顔:真壁昭夫 その2
 
 

(2/11)

●時間は振り子の幅を小さくする
  ここでリスクの考え方について整理する。
リスクとは、まず過去の数値を基に予測を立てる。その予測した数値より、上下に振れる可能性、つまり、違う結果が出る可能性を計算すること。それが金融理論で意味するところのリスク、ということだ。
 今回、真壁氏は長期投資の話をするにあたって、真っ先にリスクの説明からしてくれた。ということは、長期投資の際に重要なファクターであるということは伝わって来る。しかし、なぜ、リスクを正確に把握することが、長期投資をする際に重要なのだろうか。
 真壁氏は、メモに数字を書きながら説明を続ける。
「リスクっていうのは、基本的には時間の平方根に比例するといわれています。つまり、時間をTとすると、ルートT倍でリスクは拡大していくのです。Tの数字は時間だから、1は1年、2は2年、3は3年。そうすると、√1=1だけど、√2=1.4、で、√3=1.7、√4=2となります。見ての通り、T=1を基準とすると、2倍(T=2)になったからといってリスクが2倍になるわけではありません。Tが4倍になっても、リスクは2倍にしかなっていません。」
 真壁氏は忙しく動かしていたペンをとめて、こちらを見た。
「つまり、時間が長くなればなるほど、変化率が小さくなるのです。よって、時間が短くなればなるほどリスクが大きい。リスクってとっても簡単でしょ」と微笑む。
もっと詳しい説明を求めると、真壁氏は続けた。
「振り子を頭の中に描いてほしい。振り子は大きく振れるときと、小さく振れるときがある。振れ幅が株価の値動きとする。まず大きく振れる振り子。200円から300円に値段が動くときは、100円儲かる。ところが、200円で買って100円で売れば、100円損する。つまりそれだけリスクが大きい。」
 得する可能性の大きいものは、損する可能性も大きい。
「次に小さな振り子。100円から1円の値動きしかない。ということは、100円で買って101円で売っても1円しか儲からない。101円で買って、99円で売っても2円しか損しない。株式を保有する時間が長くなればなるほど、この振り子の幅は小さくなる。」
 得も少ないけど、損も少ない。

 

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