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●日本経済を象徴する「ゴールドマン・サックス」
マーケットに関わる人間はみな感度が高い。世の中の動きを常に追いかけている。アンテナを張り巡らせて世の中の変化をつかもうとしている。なぜなら、それがマーケットの動きとなってリアルタイムで現れるからだ。
街の風景も重要な情報源だ。その国の経済はその国の風景となって現れるからだ。普段見ている風景。何気ない風景。しかし毎日見ている風景に、ぽっと変化が現れる瞬間がある。それは、新しい経済活動が始まり、その代わりに何かが終わったシグナルだ。経済は生きている、そう感じる瞬間だ。その風景を記憶にとどめておくことで、新しい情報に対する理解が進むのだ。新商品、新技術、新店舗、再開発などだ。
「最近の日本経済を象徴する景色はどこですか」こんな質問を運用野郎十人に聞いてみたいと思った。彼らはどこを見て、何を感じるのか。「視点、考え方」。そこに私達が学ぶことが必ずあるだろうと思うからだ。
そのように説明し、真壁氏に尋ねたら、間髪いれずに「ゴールドマン・サックス、六本木ヒルズ」と返ってきた。
「六本木ヒルズのオフィスは2フロアで、中に、専用のエレベーターがあって、真ん中にジムがあるのだけど、あそこに上がって東京を見下ろすと、ゴールドマンが日本の天下をとったんだな、という風に感じる。日本の国というものを睥睨していると思った」
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