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講師紹介


内田裕子(うちだゆうこ)

玉川大学で演劇を専攻。卒業後、大和証券に入社。トレーダーとして、エクイティマーケットの第一線で現場を経験。その後、同社の社内TV放送「大和サテライト」のキャスターに抜擢され、広報部へ異動。マーケット情報番組や経営者との対談番組等へ多く出演する。その後、大和インベスターリレーションズで企業IRのコンサルティングを行う。
2000年、財部誠一事務所へ移籍。経済ジャーナリストとしての活動を始める。現在は単行本、雑誌、メルマガ等に精力的に寄稿しながら、TV、ラジオ、講演会でも活躍中。

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  ■第29回 「運用野郎」の横顔:岡本和久 その1  
 

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●アメリカにはすばらしいポートフォリオマネージャーがいた
  岡本氏がマーケットに関わるようになったのは71年。日興證券に入社してからだ。その後73年にブラジルに転勤、75年にニューヨークに行った。その時を振り返って岡本氏は言う。
「アメリカには素晴らしいポートフォリオマネージャーやアナリストがたくさんいました。彼らにとても感化され、胸を借りるつもりで勉強をしました。CFA(グローバルな証券アナリスト資格)も取りました。日本人では10番目ぐらいだったと思います。その後、84年に帰国し東京のマーケットを見たら愕然としました。当時、日本の株式市場における銘柄選びの議論は需給の話だけ。それも大手証券の株式部が言っているから買いだ、と、そのレベル。まともな分析はまったくなされていなかった。これではダメだと思い、早速、向こうで学んだ証券分析、投資戦略を日本のマーケットに当てはめ実践した。国内の機関投資家や、外国人投資家に評価されました。」
 そこに転機が訪れた。90年、日興證券が出資していたアメリカのウェルズ・ファーゴ銀行が日本に年金基金運用で進出したい、という話が舞い込んできた。早速サンフランシスコの本社に行って話しを聞いてみたら、すばらしい会社だった。
「本当の運用ってこういうことなのか、と驚きました。是非、自分でもやってみたいと強く思いました。この仕事に出会うために今までずっとやってきたのだなと感じました」
早速準備に取り掛かり、退路を断つため日興證券を退職し、実際に会社がスタートしたのは92年。しかし、ここでも岡本氏は日米のギャップを感じた。日本の年金運用と米国の年金運用のレベルの差だ。
岡本氏は言う。
「日本は本当に石器時代みたいな状態でした」

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