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講師紹介


内田裕子(うちだゆうこ)

玉川大学で演劇を専攻。卒業後、大和証券に入社。トレーダーとして、エクイティマーケットの第一線で現場を経験。その後、同社の社内TV放送「大和サテライト」のキャスターに抜擢され、広報部へ異動。マーケット情報番組や経営者との対談番組等へ多く出演する。その後、大和インベスターリレーションズで企業IRのコンサルティングを行う。
2000年、財部誠一事務所へ移籍。経済ジャーナリストとしての活動を始める。現在は単行本、雑誌、メルマガ等に精力的に寄稿しながら、TV、ラジオ、講演会でも活躍中。

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  ■第29回 「運用野郎」の横顔:岡本和久 その1  
 

(3/7)

●なぜ日本の年金運用は遅れていたのか
  日本が遅れていたのはしかたがない、と岡本氏は続ける。
「バブル崩壊まで日本株はずっと上がり続けていたんだから、別に何を買っていてもよかった。戦略なんて必要なかった」
このフレーズは、過去に話を伺った澤上氏、真壁氏の口からも同様に飛び出している。
さらに、岡本氏は付け加える。
「企業の年金基金は、グループ内の投資顧問会社とか信託銀行、生命保険会社に対して、はい、お宅はいくらね、と資金を適当に配分して、あとはヨロシクね、とやっていればよかった。年金の目標は予定利率5.5%というのがあったけど、株はずっと上がっていたし、金利も高かったから、軽くクリアできました」
 ところが90年に入って状況が変わってきた。みんな、さあどうしよう、となってきた。「それまで各運用機関のファンドマネージャーが自分の裁量で勝手に運用していた。あるマネージャーは株がいいと思ったら勝手に株の比率を増やす。あるマネージャーは外国株、別のマネージャーは債券だと。勝手にやっていたもんだから基金全体で見ると、全然整合性のないポートフォリオになっていた。資産配分も偶然出来ているもので、ニーズを反映したものではなかった」
 ここでも岡本氏はギャップを埋める作業に徹した。

 

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