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講師紹介


内田裕子(うちだゆうこ)

玉川大学で演劇を専攻。卒業後、大和証券に入社。トレーダーとして、エクイティマーケットの第一線で現場を経験。その後、同社の社内TV放送「大和サテライト」のキャスターに抜擢され、広報部へ異動。マーケット情報番組や経営者との対談番組等へ多く出演する。その後、大和インベスターリレーションズで企業IRのコンサルティングを行う。
2000年、財部誠一事務所へ移籍。経済ジャーナリストとしての活動を始める。現在は単行本、雑誌、メルマガ等に精力的に寄稿しながら、TV、ラジオ、講演会でも活躍中。

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  ■第29回 「運用野郎」の横顔:岡本和久 その1  
 

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●大事なのはアセットアロケーション
 90年代中頃になると企業の年金基金は次のフェーズに入った。
最初にアセットアロケーションを委託者側が決める。投資政策を決めて、それにあわせて、株、債券、為替とそれぞれの商品の比率を決めるようになったのだ。そうなると、安易にグループ内の系列会社に任せる、とはいかなくなる。運用成績のいい運用機関、コストの安い運用機関に資金を任せることになる。委託者側がコントロールセンターになって、運用機関をふるいにかけ、一番強いマネージャーに資金を配分していくという風に変わっていった。
「だから運用機関も自分たちの得意分野をはっきり提示できなきゃいけなくなった。バランス型から特化型へと移行していったんです。例えば、うちは外モノが強いとか、国内の大型株が得意とか、エマージングマーケットでは負けません、と。委託者はそれをひとつずつ選んで作っていくようになったんです」
 さらにその変化は続く。年金運用は第三フェーズに入り、今度はコア・サテライト投資というやり方を取るようになってきた。例えば、資金の60%を国内株式、海外株式、国内債券、海外債券の4つの資産クラスをインデックス運用し、それをコアとする。そのコア部分は一社のマネージャーに運用を任せる。残りの40%をサテライトとして、個性のあるマネージャー数人に任せる。そういうマネージャー構成の変化というものが80年代から90年代にかけてアメリカで起こり、10年遅れで日本でも起こってきた。
「その変化があって、私の運用会社は上手く伸びることが出来たんです。」と岡本氏は振り返る。


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