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講師紹介


内田裕子(うちだゆうこ)

玉川大学で演劇を専攻。卒業後、大和証券に入社。トレーダーとして、エクイティマーケットの第一線で現場を経験。その後、同社の社内TV放送「大和サテライト」のキャスターに抜擢され、広報部へ異動。マーケット情報番組や経営者との対談番組等へ多く出演する。その後、大和インベスターリレーションズで企業IRのコンサルティングを行う。
2000年、財部誠一事務所へ移籍。経済ジャーナリストとしての活動を始める。現在は単行本、雑誌、メルマガ等に精力的に寄稿しながら、TV、ラジオ、講演会でも活躍中。

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  ■第30回
「運用野郎」の横顔:岡本和久 その2
 
 
(6/7)

●日本経済を象徴する景色
  次もいつもの質問だ。最近の日本経済を象徴する景色はどこですか、と聞いた。
「東京タワー、かな。あれができたのは僕らが小学生高学年の頃。昭和30年代、今のインドや中国みたいに、すごく日本が元気な時代でした。東京タワーは日本の成長という風景をずっと見てきたわけです。戦後の回復から高成長、オイル・ショックを乗り越え、貿易摩擦や円高もあり、そしてバブル。そのバブルが崩壊して、構造改革して。東京タワーは、東京の変化をずっと見つめている。そして、われわれも小さいときからずっと東京タワーを見ている。10代からずっと一緒にある存在で、ものすごい憧れだった。だって、世界一だったんですよ。333m。日本に世界一ができたっていうのは、もの凄い喜びだったんです」
 岡本氏の広尾のオフィスの窓からも東京タワーが見える。ほら、と、それを指差しながら、六本木方面を見つめる。森ビルや三井不動産なども最新のビルがずらりと並ぶ風景だ。それを見ながら、岡本氏は「東京の街の変化には、本当に感動する」とつぶやく。

「東京の再開発はすごい事だと思う。六本木、丸ビル、オアゾ、日本橋コレド、駅の地下街。こういうものは、すぐできるわけではない。お金もかかるし、時間も長くかけないとできない。「失われた10年」とか言うけれど、その苦しい時代に確実につくりあげられているものがあった。そして、景気がよくなり出した頃には、ちゃんと完成しているっていうのが凄い。日本企業ってしぶといと思いますよ。ちゃんと使うもの使って事業をしている。もちろん高いビルばかり建てればいいってものではないけど、そこにはやはり活力を感じますね。」
 今、東京は本当にピカピカだ。新しいもので満ち溢れている。他の国へ取材に出かけるたびに、遠くの東京を想う。ああ、やはり世界中の都市の中で東京が一番クールで、清潔で、新しい、と。心の底から思う。


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