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講師紹介


内田裕子(うちだゆうこ)

玉川大学で演劇を専攻。卒業後、大和証券に入社。トレーダーとして、エクイティマーケットの第一線で現場を経験。その後、同社の社内TV放送「大和サテライト」のキャスターに抜擢され、広報部へ異動。マーケット情報番組や経営者との対談番組等へ多く出演する。その後、大和インベスターリレーションズで企業IRのコンサルティングを行う。
2000年、財部誠一事務所へ移籍。経済ジャーナリストとしての活動を始める。現在は単行本、雑誌、メルマガ等に精力的に寄稿しながら、TV、ラジオ、講演会でも活躍中。

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  ■第32回
ブラジルレポート その1-マナウス編
 
 

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●日本にはブラジルの情報がなさすぎる
 米国取材を終え、次の取材地であるブラジルにやって来た。
昨年から続けてきたBRICsの取材だが、いよいよこれで最後の国となった。
ご存知のとおりBRICsとはブラジルのB、ロシアのR、インドのI、中国のCの頭文字を合わせた造語だ。
このBRICsという言葉が世界経済のキーワードになったのは約3年前だ。
「この四カ国が2050年には世界経済を牽引する国に成長する」というレポートをゴールドマン・サックスのアナリストが書いた際に、この「BRICs」という言葉を使ったのがきっかけに知られるようになった。
 とはいえ、この取材中、各国の一般生活者に「BRICsという言葉を知っているか」と聞いてみたら、揃いも揃って横に首をふる。この新興国投資フィーバーは金融業界とグローバル企業、そして投資信託に興味を持つ一部の個人投資家だけの話だ。晴れてゴールドマン・サックスにBRICsとして選ばれた国の国民たちは「そんなことは聞いたこともないし、どうでもよい」と言わんばかりに、昨日と変わらぬ今日を淡々と生きていた。
現実はそのようなものだろう。
 しかし、そうはいっても、このレポートが絵空事ばかり書いているわけではない。巨大な人口を抱える国、莫大な資源を持つこれらの国々が、いずれ世界経済にとんでもない影響力をもつだろうというストーリーはそれなりの説得力を持つ。現に、そうした情報をきっかけに、外国からの投資が加速され、ダイナミックに経済が動き、雇用が生まれ、国民所得が増え、消費活動が活発になるという現象が起こっている。

写真撮影:内田裕子

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