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講師紹介


内田裕子(うちだゆうこ)

玉川大学で演劇を専攻。卒業後、大和証券に入社。トレーダーとして、エクイティマーケットの第一線で現場を経験。その後、同社の社内TV放送「大和サテライト」のキャスターに抜擢され、広報部へ異動。マーケット情報番組や経営者との対談番組等へ多く出演する。その後、大和インベスターリレーションズで企業IRのコンサルティングを行う。
2000年、財部誠一事務所へ移籍。経済ジャーナリストとしての活動を始める。現在は単行本、雑誌、メルマガ等に精力的に寄稿しながら、TV、ラジオ、講演会でも活躍中。

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  ■第32回
ブラジルレポート その1-マナウス編
 
 
(3/8)

●アマゾンの中の工業団地・マナウス
 今回の取材はアマゾン河流域で最大の都市、マナウスという工業都市から始まった。
ここはアマゾナス州の州都で、アマゾン河1600Kmの始点でもある。
世界地図でマナウスを見ると、鬱蒼としたジャングルの中にポツリと存在している街だ。こんなところに本当に都市が存在するのだろうか、と不安にもなったが、実際に訪れてみると、なんのことはない。生活に必要なインフラはすべて完備された普通の地方都市であった。道路、ホテル、サッカースタジアム、オペラハウス、大型ショッピングセンター、高級レストラン、ちゃんとした日本食まで食べることができた。これは驚きだったが、よくよく考えれば世界中から企業を誘致する都市にはそれくらいあって当然なのだろう。
 マナウス市の人口は170万人。税金が優遇されるフリーゾーンが広がるマナウスだが、工業団地が市、そのものであるといっても過言ではない。規模から言うと、工業団地というよりも工業地域といったほうがイメージしやすいかもしれない。ここに世界各国から製造業が461社進出し、日本企業は33社が生産拠点を構えている。
 マナウスで優遇されているのは税金だけでない。ブラジルといえば治安の悪さが上げられるが、この地域は別だ。アマゾナス州政府が治安対策に大変力を入れており、この地域には国境警備隊が常駐している。したがって他の都市に比べると断然治安が良いという。
また進出する製造業にとって重要な要素なのが労働者の質。ここは土地柄、インディオの血を引いた人間が多いのだが、これが大変まじめに働くと評価が高い。私が取材をした企業の工場でも「KAIZEN」に熱心に取り組んでいる現地スタッフの姿を見ることができた。



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