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ブラジルは輸入製品には高い関税を掛けることで有名だ。2つの連邦税、1つの州税の3つで、税金を50%近く払うことも時にはある。これでは商売にならない。このようにブラジルでは外資系の企業が簡単に利益を出すことができない税制になっている。
マナウスフリーゾーンでは、部材の輸入は88%が免税、出荷した製品に関しては100%免税、法人所得税は75%が免除される。ここに、世界の企業461社がマナウスに進出している理由がある。
完成した製品を出荷するのもこれまた大変だ。マナウスからコンテナを積み込み、アマゾン河を1600km下って、大西洋岸のベレンという港町まで出る。そこから大西洋をサンパウロまで陸地に沿って南下し、サンパウロから各地へ陸送される。サンパウロまで12日間、4000kmの旅だ。
このような時間がかかるアマゾン河を利用した水上輸送が好まれるのはなぜか。これは物流コストの面もあるが、それよりもセキュリティの理由が大きい。水路の方が、途中、強盗に会う確率が低くなる、ということが大きな理由だ。治安が悪いブラジルでは強盗や強奪は日常的に起こっている。こうした盗賊から自社の荷物を守るためには、陸路より水路の方が安全であり、管理がしやすいのだ。
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