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講師紹介


内田裕子(うちだゆうこ)

玉川大学で演劇を専攻。卒業後、大和証券に入社。トレーダーとして、エクイティマーケットの第一線で現場を経験。その後、同社の社内TV放送「大和サテライト」のキャスターに抜擢され、広報部へ異動。マーケット情報番組や経営者との対談番組等へ多く出演する。その後、大和インベスターリレーションズで企業IRのコンサルティングを行う。
2000年、財部誠一事務所へ移籍。経済ジャーナリストとしての活動を始める。現在は単行本、雑誌、メルマガ等に精力的に寄稿しながら、TV、ラジオ、講演会でも活躍中。

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  ■第32回
ブラジルレポート その1-マナウス編
 
 
(6/8)

 ブラジルは輸入製品には高い関税を掛けることで有名だ。2つの連邦税、1つの州税の3つで、税金を50%近く払うことも時にはある。これでは商売にならない。このようにブラジルでは外資系の企業が簡単に利益を出すことができない税制になっている。
マナウスフリーゾーンでは、部材の輸入は88%が免税、出荷した製品に関しては100%免税、法人所得税は75%が免除される。ここに、世界の企業461社がマナウスに進出している理由がある。
 完成した製品を出荷するのもこれまた大変だ。マナウスからコンテナを積み込み、アマゾン河を1600km下って、大西洋岸のベレンという港町まで出る。そこから大西洋をサンパウロまで陸地に沿って南下し、サンパウロから各地へ陸送される。サンパウロまで12日間、4000kmの旅だ。
 このような時間がかかるアマゾン河を利用した水上輸送が好まれるのはなぜか。これは物流コストの面もあるが、それよりもセキュリティの理由が大きい。水路の方が、途中、強盗に会う確率が低くなる、ということが大きな理由だ。治安が悪いブラジルでは強盗や強奪は日常的に起こっている。こうした盗賊から自社の荷物を守るためには、陸路より水路の方が安全であり、管理がしやすいのだ。


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