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●どこにもない景色。アマゾン河の合流地点
そうした大規模な水上輸送を可能にしているのが巨大なアマゾン河だ。
大きなコンテナ船が普通に行き交っている。実際に船に乗ってアマゾン河を下ってみたのだが、この河を目の前にすると、広大すぎて海にしか見えない。マナウスはかなりの上流であるにもかかわらず、これだけの川幅を持っているのだから、河口にいったらその大きさはどのくらいの規模になるのだろうか。調べてみたら、河口の三角州は日本の九州と同じ大きさだという。河口が九州。想像もつかない。
しかし、ブラジル人はのんびりしている、といわれるが、こうした景色を見ていれば、ゆったりとした気持ちにもなるだろう。
余裕、ということだろうか。
たしかにブラジルの広大で豊かな大地は、そこに立っているだけでなにやら感じるものがある。細かいことが気にならなくなる、大らかなエネルギーがブラジルにはある。
そうした大自然の凄さを感じることができる風景がアマゾン河にあった。
マナウスから1時間ほど下流に向かうと、2つの支流が合流して、アマゾン河の始点となるポイントがある。ネグロ川とソリモンエス川の合流地点だ。ネグロ川は水源をコロンビアに持ち、ジャングルの中を流れてくるため、樹液や木の葉のタンニンが染み出た真っ黒な色をしている。この川は酸性で虫もピラニアもいない。水温はおよそ28度だ。
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