(8/10)
ブラジルではもうひとつ。発見があった。
BRICsのどこに行ってもメイド・イン・ジャパンの製品は人々にとって憧れのブランドであった。トヨタの自動車、ホンダのオートバイ、ソニーやパナソニックのTV。
今は、とても手がでないけれど、いつかは欲しい。日本製品はそんな存在だった。寿司をはじめとする日本食はどこでもごちそうで大変な人気であった。
「安全で健康にいいから」
日本人には全く理解できない動機で日本食が好まれていた。他国の消費者の声によって日本の食文化のレベルの高さを、改めて認識させられたBRICSの旅でもあった。
しかし、そのように他国で評価されていた日本製品が、なぜかブラジルではまったく人気がなかった。 140万人という世界最大の日系人社会が存在するというのにだ。
日本製品の強みである「品質」に対する興味に、ブラジル人はまだ至っていない、という見方もできるし、 日本のメーカーのPR不足が原因かもしれない。価格競争力で他メーカーに劣っているだけかもしれない。
「ブラジル市場はこれからです」とは、某日本の家電メーカーの駐在員の言葉だが、巻き返しに頑張ってもらいたい、と願う。
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