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さて、そのような日本勢が出遅れているブラジルで一番評価されていたメイド・イン・ジャパンはなにかというと、それは「日本人」そのものだった。もっと正確にいうと「日系人」だ。
ブラジルには「日本人はギャランティされている」というフレーズがある。日本人は約束されている、すなわち、信用できる、という意味だ。日系一世がブラジルに移民として渡って来年で100年を迎える。当時に大変な苦労をしたという開墾の歴史は、いまさら説明の必要はないと思われるが、その苦しい現状の中で、多くの日系一世は他国の移民に見られたように強盗などの犯罪行為や契約の不履行などで逃げ出すことなく、真面目に努め、真面目に生きていたと言う。その先人の努力の結果、日系人はブラジルで大変尊敬をされているということだ。
さらには、自分たちが大変な苦労をしたことで、稼いだお金のすべてを子供の教育につぎ込んだそうだ。今回の取材のコーディネーターで、日系二世のマリオ・オバラ氏(47)は語る。
「日系二世はブラジルで大変優秀とされています。ブラジルの高校では上位の成績優秀者大学へ行く奨学金が出るのですが、日系人をひとり殺せば大学に行くことができる、と冗談で言われていたくらい、どこでも成績優秀者は日系人二世でした。教育熱心な親たちのおかげで、日系二世の多くは出世をし、ブラジルで要職に就いています。ブラジルでは日本人であることで尊敬され、得をしています。真面目な親の世代のおかげです。感謝していますね」
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