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心地よい空間に仕上がっている。
それが、私の「東京ミッドタウン」の印象だった。
3月30日にオープン前のプレスデーに取材をしたのだが、「ああ、ここは人気の施設になる」と感じた。一緒に参加したテレビのスタッフ達もみな同じような感想だった。
この「東京ミッドタウン」は三井不動産が社運をかけて取り組んだビッグプロジェクトで、東京・六本木の防衛庁跡の広大な敷地の再開発としてつくられた複合都市だ。
5年、という異例のスピードで完成した「東京ミッドタウン」は、日本を代表するディベロッパーとしてのノウハウや、都市開発とはこうあるべき、という強いメッセージがこめられたものに仕上がっている。
商業施設「ガレリア」を中心に見て回ったのだが、とにかく空間が心地よい。買い物客が行きかう通路がとにかく広い。天井も高く、外光を施設内に大量に取り込む設計になっているため、健康的な明るさの中で買い物を楽しむことができる。
それぞれのお店はそれぞれのブランド色を保ちながらも、施設全体のイメージの中におさまっている。セブン・イレブンでさえもモダンでセンスよく仕上がっている。デザイン性が高く、細部まで計算しつくされた空間だ。
買い物客は、統一感のある落ち着いた色彩の中で、視界を広く保っていられるためストレスがない。これだけでとても豊かな気持ちにさせてくれる。
これまで、このような商業施設は、限られた空間の中にいかにテナントをつめこんで、より賃貸収入を上げるかと考えるのが普通だった。そのために、店舗に使用する面積が優先され、収益を生まない通路などの空間は極力押さえられてきた。
写真撮影:内田裕子
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