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講師紹介 |

内田裕子(うちだゆうこ)
玉川大学で演劇を専攻。卒業後、大和証券に入社。トレーダーとして、エクイティマーケットの第一線で現場を経験。その後、同社の社内TV放送「大和サテライト」のキャスターに抜擢され、広報部へ異動。マーケット情報番組や経営者との対談番組等へ多く出演する。その後、大和インベスターリレーションズで企業IRのコンサルティングを行う。
2000年、財部誠一事務所へ移籍。経済ジャーナリストとしての活動を始める。現在は単行本、雑誌、メルマガ等に精力的に寄稿しながら、TV、ラジオ、講演会でも活躍中。
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■第35回 |
東京ミッドタウン その1 |
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(2/4)
都内のデパートを思い出してほしい。
どうやっても人とぶつからないで買い物をすることができない。デパート内を移動する時も、商品を選んでいる最中も、買い物をした紙袋同士が接触するのを気にしなければならない。エスカレーターも狭く、エレベーターもぎゅうぎゅうに詰め込まれる。買い物客が休憩する場所もなく、疲れたお父さんが暗い階段に座り込んでうとうとしている。地下の食品街などは天井も低く、狭い空間の中に買い物客だけでなく、従業員もぎっしりだ。デパ地下は美味しいものがたくさん揃っていて楽しいが、それを手に入れるために、買い物客は大変なストレスに耐えなければならない。
東京ミッドタウンはそういったこれまでの日本的スタイルをすべて否定しているかのような、思い切った空間づくりをしている。
消費者はもう次の段階を求めているのだろう。良いものを、贅沢な空間で、ゆったりとした気持ちで手に入れたい。東京ミッドタウンはこうした成熟社会のニーズを先取りして、答えようとしているように感じた。世界第二位の経済大国の首都東京に住まう人間は、こうした豊かな日常生活をそろそろおくる時期にきているのではないか、という提案にも感じる。
「都心の上質な日常」というコンセプトでテナントを集めたというが、たしかにセンスの良いものを置いた店が集まっている。オンリーワンショップが多く、他ではなかなか手に入らないような新しさを感じる商品、陳列などが目を引く。女性だけでなく、男性用の商品も豊富だ。
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