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これからの街づくりというのはただビルを建てて収益を求めるというモデルでは決して成功しないのだろう。継続的に賃貸収入があって始めて成り立つスキームであるから、企業やテナント、住人が喜んで住み続けたい、またいつかは入りたい、と思うような付加価値を街全体で提供し続けていけなければ、テナントはすぐに出て行ってしまう。そうなると投資家に還元されるリターンは減り、ビジネスとして破綻する。
「完成はしましたが、東京ミッドタウンはこれからです」とオープニングセレモニーで岩沙社長が喜びは抑え目で、緊張した面持ちを崩さなかったのはそのような思いもあるだろう。永遠に手を入れ続けなければいけないのだ。
それにしてもこの東京ミッドタウンのモデルは日本の不動産投資のありかたを大きく変えた画期的なものであることは間違いない。
「これから、このスキームを使って日本中に素晴らしい都市をつくって行きますよ」と岩沙氏は笑顔で語る。
日本中に蔓延している先行き不安感。それを打ち破るには日本中で国民がわくわくするような新しいものが生まれ続けることが重要だ。日本中の都市の再開発には夢がある。日本中の都市がさらに上質なものに生まれ変わり、本当の意味での国民が豊かさを実感できるような、喜びや安らぎのある生活スタイルを三井不動産に提供していって欲しい。