ビジネスお役立ち資格集
 事務職系、営業・販売系、クリエイティブ系、スペシャリスト系、その他

各種ビジネスマナー集
 入門者から上級者まで

各種ビジネス文例集
 すぐに使える例文が150以上!

ビジネスキーワード集
 経営戦略、組織、人事、社会、経済など

リンクについて

●QuickTimeの基本設定について





ちず丸へGO!






 

 




 
講師紹介


内田裕子(うちだゆうこ)

玉川大学で演劇を専攻。卒業後、大和証券に入社。トレーダーとして、エクイティマーケットの第一線で現場を経験。その後、同社の社内TV放送「大和サテライト」のキャスターに抜擢され、広報部へ異動。マーケット情報番組や経営者との対談番組等へ多く出演する。その後、大和インベスターリレーションズで企業IRのコンサルティングを行う。
2000年、財部誠一事務所へ移籍。経済ジャーナリストとしての活動を始める。現在は単行本、雑誌、メルマガ等に精力的に寄稿しながら、TV、ラジオ、講演会でも活躍中。

【質問はこちらまで】


  ■第39回
ロシア・サハリン2の真相 その2
 
 

(4/4)

 淡々と説明されてもなにかがすっきりしない。同時期に立ち上がったサハリン1には最初からロシアは参加している。なぜサハリン2にはロシアは最後まで参入のタイミングを待ったのか。日本企業は「ガスプロムを歓迎する」とはいっているが、それならばなぜロシアは損害賠償などと言って騒ぎ立てなければならなかったのか。昨年の2月、サハリンエナジー社を訪れたとき「いまさら環境問題とか言われてもね」と困り果てていた三井物産の出向者の暗い表情が思い出される。どんなケースでも国と国との資源争奪戦は外からは見えない凄まじい駆け引きが行なわれるものだ。サハリン2も同じであろう。この結末に日本勢が泣いたのかどうかはわからないが、ロシアが笑ったというのは間違いなさそうだ。どちらにしても、来年から日本の電力・ガス会社はタンカーでおよそ3日の距離から天然ガスの安定供給を長期にわたって受けられるようになったことは事実であり、エネルギー供給国分散という本来の目的は達成されたことになる。これは良いニュースであろう。
 このサハリン2問題が決着した直後、ロシア・エリツィン前大統領が亡くなった。
現在のプーチン大統領の「強いロシア」政策は、エリツィン時代にめちゃくちゃになってしまった国家体制の修正作業といえる。プーチン大統領の任期もあと1年となり、仕上げの段階に入ったとされているが、ロシアからしてみると、このサハリン2はその大きな案件のひとつであった。このような強気ロシアの外交を見せつけられると「ああ日本はこの国にもかなわないなあ」と思えてならない。

 

 

1234567

 

 

バックナンバーへ


 



掲載の記事・写真・イラストなどの全てのコンテンツの無断複写・転載を禁じます。
Copyright 2006 Global-eye Co.,Ltd all rights reserved.