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●アメリカ留学が人生を変えた
村山氏は大学を卒業して、三井銀行の支店で外回りの営業をする普通の銀行員だった。
「最初はピンポンとならしてお客さんを訪ねていくのは怖かったですね。怒られるんじゃないかと思って。でも、なれてくると楽しくなった。家に上げてくれて、お茶とお菓子を出してくれたり、夕方に行くと、ご飯を食べていけ、お酒も飲んでいけと。お客さんと楽しく話していました。銀行とお客さんの間に信頼関係があった良い時代でしたね。外回りをした期間は2年、3年くらいでしたけど、仕事に不満はありませんでした」
ところが、その後、ひょんなことからアメリカに留学する事になる。これが村山氏の最初のターニングポイントとなる。
「最初、自分としてはまったく留学の希望はなかったのです。募集の話が支店に来たときも仕事が忙しくってそんな事をやっている時間はないと断ったんです。ところがその年は、指名された行員の試験は英語だけで、留学先で何を学び帰国後それをどう生かすのかという論文は免除になった。僕の支店では後輩が指名されることになっていたので、そのつもりでいたら、支店の次長が「村山君も受けさせてほしい」と、人事部に掛け合ってくれていた。そんな事とは知らずに英語の試験を受けたら僕のほうが受かってしまった。後輩は翌年に合格しましたので、彼の人生を狂わせることにはならなかったのでよかったのですが。そんなことでアメリカに行くことになったのですが、アメリカで学んだことで、これまでの人生観が大きく変わりました」
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