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2年後の84年、コーネル大学のMBAを取得し帰国してきた頃は、日本の銀行が証券会社の機能を持ち始めた頃だった。大手各行の本部にはディーリングルーム出来始めていた。そこのディーリングルームに村山氏は帰ってきたのだった。
ところが銀行の本部に来てみると何かが違っていた。
「銀行というものがどういうところだったのか、その時初めてわかりました」と村山氏。それまで村山氏にとっての銀行とは「支店」が全てだった。
「四月に新しい期が始まって、個人、部、支店とそれぞれに目標があって、皆でわーっとやっていくわけです。年度末になって、数字が達成できた、できないとあるのですが、どちらにしても来期は頑張るぞ、となるわけです。まさに中小企業の世界でした」
前述の通り、村山氏は外回りのお客さんとの信頼関係の上で成立するリテール業務に馴染んでいた。ところが、そこから銀行の本部に来てみたらそこにはまったく違った世界あった。
「ここは自分がいちゃいけないところだなと思いました」
村山氏は銀行に勤めるということに急に違和感を覚えるようになった。
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